私たちの想い

仲宗根糀家の創業ストーリー

皆様、はじめまして
私たちは南の島沖縄で、(黄)麹を手作りで製造・販売しています、仲宗根糀家(なかそねこうじや)と申します。
沖縄では泡盛の原料となる黒麹が有名ですが、実はまだ黄麹を製造しているところは少なく、特に私たちが創業した当時はまだ黄麹の製造会社がどこにもありませんでした。
創業以来、糀の力で、そして発酵の力で人々の健康を内側から支えたいという想いは変わっていません。
沖縄の黄麹製造のパイオニアとして、糀や発酵の素晴らしさをひろげていきたいというのが、一貫した我々の想いです。


なぜ、私たちが沖縄で糀を作り始めたのか、仲宗根糀家の始まりについてのお話です。


※(「こうじ」という漢字には「糀」と「麹」の2つがありますが、私たちは「糀」の漢字を使っているので、以下「糀」と記載します)

仲宗根糀家の原点

仲宗根糀家の原点は、代表自身の原体験から始まりました。

代表の仲宗根悦子が40代の頃、突然立てなくなり、救急車で運ばれ心臓の
バイパス手術を受けました。
手術が終わりしばらくした後に、立て続けに立てなくなるほどの
頭痛を感じました。
原因は軽度の脳梗塞でした。

度重なる体調の不調から、
自身の健康に本気で向き合うようになりました。
自分が病気になって初めて気づいた健康の大切さ。
これまで仕事や家事に邁進し、自分の身体を気遣うことも少なかった。
食生活も手軽に食べられる栄養の偏ったものばかり。
そんな生活が何年もの間、積み重なって身体が悲鳴をあげていたのだと
体調を崩して初めて理解しました。
そして、人の身体は食べるものでできているという当たり前のことを、
身に染みて感じるようになりました。
「医食同源」の大切さを実感したことが食を
根本から見直すきっかけとなりました。

糀との出会い

最初は色んな人から、身体によいとされている食品やサプリなどを勧められとにかく色々と試してみました。
しかし体調が改善されていく実感は特に感じませんでした。
そんなある時、糀が持つ酵素の力と糀調味料が美味しくて
しかも身体にも良いという話を聞き、糀に興味を持つようになりました。
その時は県内に黄麹を作っている会社がなかったので、
県外から取り寄せて糀を生活に取り入れていました。
そうすると、便秘気味だった体質や肌荒れなどが
気にならなくなっていき、
自分の健康が改善されていくのを初めて実感することができました。
体調がよくなると、肌などの見た目にも影響するだけでなく、
内面的にもより明るく自信がついて
ハツラツとしていく自分がいることに気づきました。
気がつけば糀に没頭するようになり、糀の魅力に魅せられていました。
これが糀との出会いでした。

沖縄で糀製造を開始

糀の魅力が日々増していく中で、県外から取り寄せるのではなく、
沖縄生まれの糀がほしいと思うようになりました。
特に沖縄は年中高温多湿な環境で、
沖縄独自の発酵文化も昔から根強く残る地域です。
日本食の原点とも言える黄麹を沖縄で作りたい!
なければ自分で作るしかない!
こう思い、糀の世界に身を置いたこともない仲宗根は、
書籍や県外の同業者さんから製造方法を学び、
一から糀を作るようになっていきました。
この時、代表の仲宗根は60歳でした。
最初は見よう見まねで自宅で糀を作るところから始まりました。
規模も大きくなかったので、
全て手作りで機械も使わずに糀を作り始めました。
温度や湿度を管理するために、毎晩遅くまで糀の番をしていました。

試行錯誤の連続でしたが、
自分が本当に美味しいと思える糀を
ようやく完成させることができました。
最初は知り合いや近所の方から注文をいただき、
一人で作れる量を製造するので手一杯でした。
購入いただいたお客様から、
「初めて自家製の糀調味料を作ってみたけど、とても美味しくでびっくりした」「毎日、作った甘酒を飲むようになったら体調がよくなった」など、
想像していた以上の反響をいただきました。

自分が当時、体調を崩して本気で健康について考え直し、
健康によいものはないかと探し回っていたあの時のように、
自分や家族の健康を大切にしたいというお客様が
多くいらっしゃることに気付かされました。
自分が糀で救われたように、多くの人に糀の魅力をお届けし
生活の一部として取り入れていただけるようにしたい。

美味しい沖縄生まれの糀で、
多くの方に糀の魅力を知っていただきたいと思うようになりました。

私たちの想い

健康は食卓から。

美しさは内側から。

いつまでも元気でイキイキとした人生を送るために、
腸からイキイキと。

この考え方は創業以来、
私たちが大切にしてきている考え方であり想いです。
自分や愛する家族には
誰もが安心して食べられるものを食べて欲しいから。

腸は第2の脳とも呼ばれ、
人間の免疫機能などにも大きく関わっています。
その腸を健康的に維持するためにも、日々口にするものは、
腸によいものを摂ってほしい。
日本がこれまで長い歴史の中で培ってきた独自の発酵食品文化は、
まさしく腸によい食品です。
そしてこの日本の発酵食品文化を支えている大きな要因として、
麹の存在が挙げられます。

糀は日本を代表する菌(国菌)として認定されていて、
世界に誇る日本食の文化を支えてくれています。
日本を代表するこの食文化を子供たちの世代に遺していくことも
我々の使命だとも考えています。
そのために、教育の現場にも食育という形で一緒に入らせていただき、
子どもたちや親御様向けのお話会などにも
積極的に取り組みを進めています。

いつまでも健康で若々しくいたいという気持ちを後押しできるように、
これからも沖縄で糀を作り続けて参ります。

商品作りに対する想い

”生へのこだわり”
私たちは”生”にこだわって冷凍で販売しています。
糀が持つ酵素には、食材の旨味を引き出してくれる力があります。
酵素はある温度まで上昇した場合や、アルコールなどが添加された場合、その力を失います(失活します)。
常温商品とは異なり、冷凍で販売する場合には管理コストの高さや流通の難しさなどがでてきます。
それでも糀商品ができあがったそのままの状態でお客様にお届けしたいという想いで冷凍にこだわっています。
酵素の力を残したまま商品をお届けするために、商品ができあがるとすぐに冷凍で保存して、
そのままの状態でお客様へお届けいたします。

”素材へのこだわり”
子供からご高齢の方まで、誰もが安心して食べられるものをお届けしたいから、お米やお塩など自然由来のものしか使わず、
素材はいたってシンプルです。
”健康は食卓から作られる。”
”美しさは内側から作られる。”
自然由来のものだけで作られた、糀で美味しく安心して家族全員が毎日食べられものをお届けしてまいります。

ここで豆知識

酵素はタンパク質を分解する機能があります。
タンパク質が酵素によって分解されることで、肉の繊維がほぐれ肉質が柔らかくなります。
それでけでなく、タンパク質を分解する過程でアミノ酸が生まれるため旨味成分が増すことにつながります。
これが、塩こうじを使えばお肉が柔らかくなって美味しくなる、ということの原理です。そのため、お使いの塩こうじなどの糀製品に酵素が活きているかどうかが、重要になります。

酵素は48℃以上の熱で壊れ始め、70℃を超えると完全に失活すると言われています。

糀がを持つ本来の力を可能な限りそのままの状態でお客様にお届けしたいので、
全ての商品を”生”の状態でお届けしています。生の状態でお届けするには、冷凍させる必要があります。常温だと発酵が進み品質が変化する可能性があるためです。

例えば仲宗根糀家の米糀は乾燥させていない生の米糀です。乾燥させる過程でお米の中にある旨味も水分と一緒に飛んでしまいます。もちろん、乾燥の糀にも、保存のしやすさなどメリットも沢山ありますが、当社ではあくまでお米の旨味を閉じ込めた状態でお客様にお届けすることにこだわっています。
お米の風味が豊かな糀調味料を鮮度の良い状態でお届けいたします。

沖縄は発酵文化の島

1年を通して温暖湿潤な沖縄の気候は、発酵食品づくりに適しています。
沖縄には、泡盛・豆腐よう、ミキなどの独自の発酵食品文化が脈々と受け継がれています。
亜熱帯気候に属する沖縄は、1年を通して急激な気温の変化が少ないため、1年中発酵食品をつくることができます。
麹菌や酵母は30℃あたりの温度帯と高めの湿度の中でよく働きます。この環境はまさしく沖縄の気候と適していて、
いわば「発酵天国」と言えるかもしれません。
この温暖な気候は発酵食品だけでなく、生活する人々にも力を与えてくれます。
沖縄は長寿の県として有名でした。
人間が健康的に長生きするにはいろんな要素が絡みあっていますが、
その中でも食事と周辺環境というのはとても大きな意味を持つと考えています。
雄大で透き通った海に囲まれ、発酵食が根付くこの沖縄から、
沖縄生まれの麹の魅力を届けていきたいと思っています。

南の島で育まれた糀の旨味を是非、ご堪能ください。

沖縄産の原材料を使用

沖縄の温暖な気候で育った原材料を使用しています。世界一のもずくの生産量を誇る沖縄で育ったもずくを使用した「もずくの王様」や、燦々と照りつける太陽の下で育った、シークワーサーローゼルを使った「酵素甘糀ローゼル」、沖縄の地元の豆腐屋さんのおからを使った「まぜとこ」、沖縄産の海塩を使った「生塩糀」など、沖縄で育った恵みを商品に取り入れています。酒精などといった添加物を一切入れず、自然なものだけにこだわっています。

会社名 株式会社仲宗根糀家
代表 仲宗根 悦子
所在地 〒902-0075 沖縄県那覇市国場397番地1
TEL 098-833-0710
FAX 098-851-9518
メールアドレス info@koso-okinawa.com
定休日 日曜日
営業時間 月~金 9:00~18:00 / 土 9:00~17:00 / 祝・祭 9:00~15:00
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