コラム

糀の世界に飛び込んだインターン生の話⑦

糀の世界に飛び込んだインターン生の話⑦

【飲む点滴!?甘酒が持つ驚きの健康効果】 皆さんこんにちは、仲宗根糀家インターン生のレイです。皆さんは甘酒を知っていますか?おそらく一度は聞いたことがある、または飲んだことがある人が多いと思います。そんな、甘酒ですが実は「飲む点滴」と呼ばれるほど健康効果が高いこと知っていましたか?一体どんな健康効果があるのか。。?今回は甘酒の持つパワーと仲宗根糀家の作る甘こうじの特徴やこだわりについて紹介していきたいと思います。 なぜ「飲む点滴」と呼ばれるのか? 甘酒が「飲む点滴」と呼ばれるのは、その高い栄養価が理由です。甘酒にはブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどの栄養成分が豊富に含まれており、それらの栄養成分が点滴と似ていることから「飲む点滴」と例えられるようになりました。 甘酒に含まれる栄養成分とは 点滴と聞くと、どのような栄養素が含まれているのか気になりますよね。ここでは甘酒に含まれる代表的な栄養成分を紹介していきます。  ブドウ糖ブドウ糖は、脳のエネルギー源として重要な役割を果たします。疲労回復や集中力の向上に効果的で、仕事前や勉強前に摂取することで集中力アップにつながります。  ビタミンB群ビタミンB群は炭水化物や脂質、タンパク質を効率よくエネルギーに変えることで代謝を促してくれます。代謝が向上することで、ダイエットのサポートになるだけでなく、皮膚や粘膜の細胞を活性化させるため、美肌効果も期待できます。  アミノ酸血管や内臓、皮膚、筋肉などのもとになるタンパク質を構成してくれているアミノ酸は、私たちの身体に欠かせないものです。また、甘酒には人間が体内で合成することのできない「必須アミノ酸」が含まれています。 仲宗根糀家の甘こうじ(甘酒)特徴やこだわり 仲宗根糀家の甘こうじ(甘酒)は、酵素を活かすために非加熱で酒精などの添加物も入れず冷凍で販売しています。(これは甘こうじに限らず、仲宗根糀家のほとんどの商品に当てはまります。)また、当店の甘こうじ(甘酒)は試行錯誤を繰り返した独自の製法で製造しており、発酵工程に2日間と手間をかけています。その分自然な甘みが特徴で、甘酒特有のクセがなくまろやかな口当たりとなっており、甘酒が苦手な方にも飲みやすい仕上がりとなっています。実際に、私も元々甘酒特有のクセが苦手であまり好きではなかったのですが、仲宗根糀家の甘こうじ(甘酒)はとても飲みやすく今では毎日欠かさず飲んでいます! よくお客様から「甘酒だからアルコールが入っているんでしょ?」と聞かれることがありますが、仲宗根糀家の甘糀はお米から作られたノンアルコールの甘酒です。よくアルコールが入っていると思われるものは、酒粕から作られる酒粕甘酒で、裏の表示を見ると酒粕が使用されていることが分かります。特に沖縄ではまだ甘酒などの糀商品が一般的ではないということもあり、飲む前から酒粕甘酒特有の匂いや風味を連想されて受け付けないというお客様もいらっしゃいます。そういった方にこそ、仲宗根糀家のお米から作られるクセのない甘酒の美味しさを知っていただければと思っています。 まとめ 皆さん、いかがだったでしょうか?今回の記事をきっかけに少しでも甘酒への関心が高まったという方がいましたら嬉しいです。甘酒は飲むだけなので、毎日続ける健康習慣としてとても取り入れやすい習慣だと思います。3日坊主の私も今では3か月以上甘酒生活を続けております。「何か健康的な習慣を取り入れてみたいけど長く続かない」という方はぜひ一度甘酒から始めてみるのがおすすめです。

糀の世界に飛び込んだインターン生の話⑦

【飲む点滴!?甘酒が持つ驚きの健康効果】 皆さんこんにちは、仲宗根糀家インターン生のレイです。皆さんは甘酒を知っていますか?おそらく一度は聞いたことがある、または飲んだことがある人が多いと思います。そんな、甘酒ですが実は「飲む点滴」と呼ばれるほど健康効果が高いこと知っていましたか?一体どんな健康効果があるのか。。?今回は甘酒の持つパワーと仲宗根糀家の作る甘こうじの特徴やこだわりについて紹介していきたいと思います。 なぜ「飲む点滴」と呼ばれるのか? 甘酒が「飲む点滴」と呼ばれるのは、その高い栄養価が理由です。甘酒にはブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどの栄養成分が豊富に含まれており、それらの栄養成分が点滴と似ていることから「飲む点滴」と例えられるようになりました。 甘酒に含まれる栄養成分とは 点滴と聞くと、どのような栄養素が含まれているのか気になりますよね。ここでは甘酒に含まれる代表的な栄養成分を紹介していきます。  ブドウ糖ブドウ糖は、脳のエネルギー源として重要な役割を果たします。疲労回復や集中力の向上に効果的で、仕事前や勉強前に摂取することで集中力アップにつながります。  ビタミンB群ビタミンB群は炭水化物や脂質、タンパク質を効率よくエネルギーに変えることで代謝を促してくれます。代謝が向上することで、ダイエットのサポートになるだけでなく、皮膚や粘膜の細胞を活性化させるため、美肌効果も期待できます。  アミノ酸血管や内臓、皮膚、筋肉などのもとになるタンパク質を構成してくれているアミノ酸は、私たちの身体に欠かせないものです。また、甘酒には人間が体内で合成することのできない「必須アミノ酸」が含まれています。 仲宗根糀家の甘こうじ(甘酒)特徴やこだわり 仲宗根糀家の甘こうじ(甘酒)は、酵素を活かすために非加熱で酒精などの添加物も入れず冷凍で販売しています。(これは甘こうじに限らず、仲宗根糀家のほとんどの商品に当てはまります。)また、当店の甘こうじ(甘酒)は試行錯誤を繰り返した独自の製法で製造しており、発酵工程に2日間と手間をかけています。その分自然な甘みが特徴で、甘酒特有のクセがなくまろやかな口当たりとなっており、甘酒が苦手な方にも飲みやすい仕上がりとなっています。実際に、私も元々甘酒特有のクセが苦手であまり好きではなかったのですが、仲宗根糀家の甘こうじ(甘酒)はとても飲みやすく今では毎日欠かさず飲んでいます! よくお客様から「甘酒だからアルコールが入っているんでしょ?」と聞かれることがありますが、仲宗根糀家の甘糀はお米から作られたノンアルコールの甘酒です。よくアルコールが入っていると思われるものは、酒粕から作られる酒粕甘酒で、裏の表示を見ると酒粕が使用されていることが分かります。特に沖縄ではまだ甘酒などの糀商品が一般的ではないということもあり、飲む前から酒粕甘酒特有の匂いや風味を連想されて受け付けないというお客様もいらっしゃいます。そういった方にこそ、仲宗根糀家のお米から作られるクセのない甘酒の美味しさを知っていただければと思っています。 まとめ 皆さん、いかがだったでしょうか?今回の記事をきっかけに少しでも甘酒への関心が高まったという方がいましたら嬉しいです。甘酒は飲むだけなので、毎日続ける健康習慣としてとても取り入れやすい習慣だと思います。3日坊主の私も今では3か月以上甘酒生活を続けております。「何か健康的な習慣を取り入れてみたいけど長く続かない」という方はぜひ一度甘酒から始めてみるのがおすすめです。

糀の世界に飛び込んだインターン生の話⑥

糀の世界に飛び込んだインターン生の話⑥

【糀の魅力が満載!おから発酵調味料「まぜとこ」とは!?】 こんにちは!仲宗根糀家のインターン生のレイです。今回は、ブログ③でも少しだけお話しした、おから発酵調味料「まぜとこ」についてもう少し詳しく皆さんに紹介したいと思います。糀の魅力がたっぷりと詰まった商品なので、ぜひ興味を持ってもらえたら嬉しいです。 深刻なおからの廃棄問題 日本人には馴染みの深いお豆腐、みなさんの中にも大好きでよく食べるという方もいると思います。僕もよく仲宗根糀家のキムチソースと一緒に食べています。私たちの生活に欠かせないお豆腐ですが、製造の過程でたくさんのおからが生まれています。年間200万トンの豆腐が製造されている中で、約70万トンのおからが発生しています。おからはその腐りやすさから廃棄処分されることが多く、その廃棄費用は100億円とも言われています。豆腐屋さんとしても、おからは頭を悩ます存在なのです。 まぜとこの誕生 ある日、仲宗根糀家に1件の豆腐屋さんから、おからの廃棄処分に困っているという相談がありました。その豆腐屋さんでは毎日1トンものおからが生まれていました。飼料の原料など、可能な限り再利用に向けた取り組みをされていますが、それでも毎月50万もの廃棄費用が発生しているそうです。この問題を「糀の持つ発酵の力で解決しよう!」と生まれたのが、おから発酵調味料「まぜとこ」でした。水分量が多く、腐りやすいおからの”腐敗”というプロセスを”発酵”に変えることで、廃棄されるおからを生まれ変わらせることができました。そこに、塩糀やにんにく、しょうがとうがらしを加えて美味しく味付けをして、そのまま食べても美味しい「まぜとこ」が誕生しました! これまで世の中になかった調味料 まぜとこは仲宗根糀家の完全オリジナル商品だったこともあり、類似の商品が世の中に出回っていませんでした。そのため開発したのはいいものの、お客様に購入いただくまでのハードルがとても高かったんです。見慣れていないものを見た時の心理的な抵抗感があったのか、自信を持って提案できる商品だったにも関わらず商品の売れ行きはいまいちでした。作っても売れなければ在庫となってしまうため、一時は販売をやめようかということも社内で議題になっていたそうです。しかし、販売をやめるにしてもやれるだけのことはやってから考えようということで、令和5年度那覇市長賞に応募することになりました。そこで、審査員の皆様にはまぜとこの魅力を、溢れるパッションと一緒にプレゼンして、結果的に映えある優秀賞をいただくことができました。この受賞を機に、特に那覇市内の皆様にはまぜとこの存在を広く知っていただく機会になり、今では仲宗根糀家の主力商品の一つになってくれています。那覇市長賞に応募して本当によかったと感じています。(社員さん談) なんでも相性抜群!美味しく腸活! 「まぜとこ」はどんな食材とも相性がよく、その名の通り混ぜるだけで日々の料理に美味しさをプラスすることができます。ハンバーグや自家製ドレッシング、野菜のお漬物など幅広く活用することができます。素材の味を邪魔しない、優しい塩味と辛味に加え、おからと米糀による甘みが特徴的です。 仲宗根糀家で販売している商品なのでもちろん酵素が活きていますが、それだけではありません!「まぜとこ」に含まれているおからには食物繊維が多く存在します。”酵素”と”食物繊維”、私たちの腸をダブルで整えてくれるスーパー調味料なのです! まとめ 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。先にも述べましたが、「まぜとこ」は今までなかった新しい商品なので、まだまだ認知度が低いのが現状です。今回の記事をきっかけに少しでも多くの人にまぜとこの魅力が伝わると嬉しいです。   まぜとこについてもっと詳しく知りたい方は、今年4月に実施したクラウドファンディングのページをご覧ください。 【クラウドファンディングページはコチラ】

糀の世界に飛び込んだインターン生の話⑥

【糀の魅力が満載!おから発酵調味料「まぜとこ」とは!?】 こんにちは!仲宗根糀家のインターン生のレイです。今回は、ブログ③でも少しだけお話しした、おから発酵調味料「まぜとこ」についてもう少し詳しく皆さんに紹介したいと思います。糀の魅力がたっぷりと詰まった商品なので、ぜひ興味を持ってもらえたら嬉しいです。 深刻なおからの廃棄問題 日本人には馴染みの深いお豆腐、みなさんの中にも大好きでよく食べるという方もいると思います。僕もよく仲宗根糀家のキムチソースと一緒に食べています。私たちの生活に欠かせないお豆腐ですが、製造の過程でたくさんのおからが生まれています。年間200万トンの豆腐が製造されている中で、約70万トンのおからが発生しています。おからはその腐りやすさから廃棄処分されることが多く、その廃棄費用は100億円とも言われています。豆腐屋さんとしても、おからは頭を悩ます存在なのです。 まぜとこの誕生 ある日、仲宗根糀家に1件の豆腐屋さんから、おからの廃棄処分に困っているという相談がありました。その豆腐屋さんでは毎日1トンものおからが生まれていました。飼料の原料など、可能な限り再利用に向けた取り組みをされていますが、それでも毎月50万もの廃棄費用が発生しているそうです。この問題を「糀の持つ発酵の力で解決しよう!」と生まれたのが、おから発酵調味料「まぜとこ」でした。水分量が多く、腐りやすいおからの”腐敗”というプロセスを”発酵”に変えることで、廃棄されるおからを生まれ変わらせることができました。そこに、塩糀やにんにく、しょうがとうがらしを加えて美味しく味付けをして、そのまま食べても美味しい「まぜとこ」が誕生しました! これまで世の中になかった調味料 まぜとこは仲宗根糀家の完全オリジナル商品だったこともあり、類似の商品が世の中に出回っていませんでした。そのため開発したのはいいものの、お客様に購入いただくまでのハードルがとても高かったんです。見慣れていないものを見た時の心理的な抵抗感があったのか、自信を持って提案できる商品だったにも関わらず商品の売れ行きはいまいちでした。作っても売れなければ在庫となってしまうため、一時は販売をやめようかということも社内で議題になっていたそうです。しかし、販売をやめるにしてもやれるだけのことはやってから考えようということで、令和5年度那覇市長賞に応募することになりました。そこで、審査員の皆様にはまぜとこの魅力を、溢れるパッションと一緒にプレゼンして、結果的に映えある優秀賞をいただくことができました。この受賞を機に、特に那覇市内の皆様にはまぜとこの存在を広く知っていただく機会になり、今では仲宗根糀家の主力商品の一つになってくれています。那覇市長賞に応募して本当によかったと感じています。(社員さん談) なんでも相性抜群!美味しく腸活! 「まぜとこ」はどんな食材とも相性がよく、その名の通り混ぜるだけで日々の料理に美味しさをプラスすることができます。ハンバーグや自家製ドレッシング、野菜のお漬物など幅広く活用することができます。素材の味を邪魔しない、優しい塩味と辛味に加え、おからと米糀による甘みが特徴的です。 仲宗根糀家で販売している商品なのでもちろん酵素が活きていますが、それだけではありません!「まぜとこ」に含まれているおからには食物繊維が多く存在します。”酵素”と”食物繊維”、私たちの腸をダブルで整えてくれるスーパー調味料なのです! まとめ 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。先にも述べましたが、「まぜとこ」は今までなかった新しい商品なので、まだまだ認知度が低いのが現状です。今回の記事をきっかけに少しでも多くの人にまぜとこの魅力が伝わると嬉しいです。   まぜとこについてもっと詳しく知りたい方は、今年4月に実施したクラウドファンディングのページをご覧ください。 【クラウドファンディングページはコチラ】

糀の世界に飛び込んだインターン生の話④

糀の世界に飛び込んだインターン生の話④

【インターン生おすすめ!「キムチソース」の魅力を大紹介!】 こんにちは!仲宗根糀家のインターン生のレイです。これまで、糀や会社の裏側についてお話していましたが、今回はシンプルに、私が個人的に大好きな仲宗根糀家の商品「キムチソース」についてお話ししたいと思います。このキムチソースは、私のキッチンで欠かせないアイテムなんですよ。それでは、その魅力をたっぷりとご紹介します! ダブル発酵で深いコク 「キムチソース」は、その名の通りキムチの風味がたっぷり詰まったソースです。でもただのキムチソースじゃないんです。このソースは「糀の発酵」と「キムチの発酵」のダブル発酵を活かして作られているんです!二重の発酵が、風味とコクを引き立ててくれるんですよ。 糀とキムチの発酵が絶妙に組み合わさることで、まろやかで深い味わいとなり、単なる辛さや酸味だけでなく、複雑な旨味を感じることができます。 酵素パワーでお肉が柔らかく、美味しさ倍増! 仲宗根糀家の「キムチソース」には、もちろん酵素の力がしっかりと活きています。これを使うことで、お肉や魚の風味が引き立ち、特に肉質がぐっと柔らかくなります。発酵の力で旨味が引き出され、どんな料理も一段と美味しく仕上がるのが特徴です。 さらに、このソースにはにんにくとしょうがが絶妙にブレンドされており、深いコクを加えてくれます。これらの風味が食材にしっかりと絡み、シンプルな料理でも一気に本格的な味わいに変わります。 どんな食材にもマッチ! 「キムチソース」はどんな食材とも相性抜群なんです!普段の料理に少し加えるだけで、簡単に味のアクセントをプラスできます。私のお気に入りは、冷奴にかけて食べることです。これまではしょうがと醤油だけで楽しんでいましたが、キムチソースを使うようになってからは、さらに美味しくなりました。しょうがが効いているので、とても美味しいですよ。 忙しい日でも、これさえあればあっという間に美味しい料理が完成するので、非常に助かっています。このキムチソースがあれば、あなたの料理ももっと楽しく、美味しくなること間違いなしです! 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回の記事をきっかけに「買ってみたい!」と思ってくれる人が一人でもいたらとても嬉しいです。今回のように私のおすすめ商品などについてもどんどんシェアしていきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!    

糀の世界に飛び込んだインターン生の話④

【インターン生おすすめ!「キムチソース」の魅力を大紹介!】 こんにちは!仲宗根糀家のインターン生のレイです。これまで、糀や会社の裏側についてお話していましたが、今回はシンプルに、私が個人的に大好きな仲宗根糀家の商品「キムチソース」についてお話ししたいと思います。このキムチソースは、私のキッチンで欠かせないアイテムなんですよ。それでは、その魅力をたっぷりとご紹介します! ダブル発酵で深いコク 「キムチソース」は、その名の通りキムチの風味がたっぷり詰まったソースです。でもただのキムチソースじゃないんです。このソースは「糀の発酵」と「キムチの発酵」のダブル発酵を活かして作られているんです!二重の発酵が、風味とコクを引き立ててくれるんですよ。 糀とキムチの発酵が絶妙に組み合わさることで、まろやかで深い味わいとなり、単なる辛さや酸味だけでなく、複雑な旨味を感じることができます。 酵素パワーでお肉が柔らかく、美味しさ倍増! 仲宗根糀家の「キムチソース」には、もちろん酵素の力がしっかりと活きています。これを使うことで、お肉や魚の風味が引き立ち、特に肉質がぐっと柔らかくなります。発酵の力で旨味が引き出され、どんな料理も一段と美味しく仕上がるのが特徴です。 さらに、このソースにはにんにくとしょうがが絶妙にブレンドされており、深いコクを加えてくれます。これらの風味が食材にしっかりと絡み、シンプルな料理でも一気に本格的な味わいに変わります。 どんな食材にもマッチ! 「キムチソース」はどんな食材とも相性抜群なんです!普段の料理に少し加えるだけで、簡単に味のアクセントをプラスできます。私のお気に入りは、冷奴にかけて食べることです。これまではしょうがと醤油だけで楽しんでいましたが、キムチソースを使うようになってからは、さらに美味しくなりました。しょうがが効いているので、とても美味しいですよ。 忙しい日でも、これさえあればあっという間に美味しい料理が完成するので、非常に助かっています。このキムチソースがあれば、あなたの料理ももっと楽しく、美味しくなること間違いなしです! 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回の記事をきっかけに「買ってみたい!」と思ってくれる人が一人でもいたらとても嬉しいです。今回のように私のおすすめ商品などについてもどんどんシェアしていきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!    

沖縄における麹の歴史と食文化

沖縄における麹の歴史と食文化

はじめに 青い海と照りつける太陽。日本の南国沖縄は、豊かな自然環境と独自の文化を持つ地域でもあり、食文化も独自に根付き発展をしてきました。その中で、今回は沖縄における発酵食品の文化について書いていきたいと思います。 1. 沖縄における麹の歴史 沖縄の発酵食品文化は、長い歴史を持っています。古代から中世にかけて、琉球王国は中国や東南アジア、日本本土との貿易を通じて、多様な文化や技術を取り入れてきました。この時期に、発酵食品の製造技術も伝わり、沖縄独自の発酵食品文化が形成されたと言われています。 特に泡盛の原料となる黒麹は、沖縄の伝統的な発酵食品の一つとして、古くから重要な役割を果たしてきました。沖縄の気候は温暖で湿潤であり、発酵に適した環境が整っています。しかし一方で一年を通して高温多湿な環境がカビを発生させやすく、本土の気候とは異なる環境下にあることから、先人達は沖縄の環境に適した菌を発見し活用してきたわけです。世界広しといえど、黒麹菌だけで酒造りを行っていたのは沖縄だけだとも言われています。明治時代後半には黒麹菌を酒造りに使うようになり九州へと広がっていきました。その後、黒麹の突然変異(アルビノのような存在)である白麹菌が発見され焼酎作りに使われるようになりますが、これはまた別のお話で。 2. 沖縄の伝統的な麹の種類 沖縄では、主に黒麹が利用されています。黒麹以外に大きく3つの麹菌の種類がありこれらの麹は、それぞれ異なる特徴を持ち、さまざまな発酵食品の製造に利用されています。 黒麹 黒麹は、主に泡盛の製造に使われています。クエン酸を出し、雑菌の繁殖を防ぐ効果があるので、気温が高い南の地域での酒造りに向いています。黒麹を使って造られた焼酎は芳醇な香り、主張が強目なキレ、コク、クエン酸由来で辛口になり、疲労回復の効果があるとも言われています。沖縄の食文化と切っても切り離せない存在でもあります。 白麹 白麹は、黒麹の突然変異で焼酎の製造などに使われています。黒麹と同様クエン酸が多いので雑菌の繁殖を防ぎ、白麹の特徴として黒麹よりも糖化能力に優れています。そのため焼酎作りの際に芋の風味を活かした優しくマイルドでスッキリとした味わいが特徴です。 黄麹 黄麹は、甘酒や日本酒、味噌・醤油などの製造に利用されることが多いです。黄麹菌は、糖化力が高く、発酵過程で豊富な糖分を生成します。これにより、甘酒や日本酒の甘みと香りが引き立ちます。黄麹は日本食には欠かせない存在であり、私たちの生活を支えてくれる陰の立役者です。我々、仲宗根糀家が製造しているのもこの黄麹です。当時、仲宗根糀家が創業した時は黄麹を製造している会社がなくまだまだ浸透していなかったと思います。黄麹に馴染みの薄い沖縄で、糀をなんとか知ってもらい、広めていくのはとても大変で、今でももっと多くの沖縄県民そして県外の皆様に知っていただきたいという想いで活動しています。黄麹がほとんど浸透していなかった頃から、私たちが地道にお客様に知っていただいたこれまでの軌跡についてのお話もまた別の機会でできればと思います。 3. 沖縄の伝統食品と麹 麹は、沖縄の伝統食品の製造に欠かせない存在です。特に、味噌、泡盛などの製造には、麹が重要な役割を果たしています。これらの食品は、沖縄の食文化を支える重要な要素となっており、地元の人々の生活に深く根付いています。 味噌 沖縄では琉球王国の時代から、生活に欠かせない保存食でした。昔々から受け継がれたお味噌ですが、沖縄には安政年代(1855~1860年・尚泰王時代)の創業以来、味噌醤油造りの技と知恵を現在まで受け継がれている超老舗企業さんがあります。それは、那覇市首里にお店を構える『有限会社玉那覇味噌醤油』さん。先日、私たちも工場見学にお伺いさせていただいたのですが、昔ながらの製法を今でも継続されており、職人さんの手仕事を見ると同じ食品製造業者として頭が下がる思いでした。今ではいろんな味噌屋さんで機械化が進み、かつ流通にのせやすいように酒精などの添加物などを加えて発酵を止めているお味噌も沢山あります。一方で、玉那覇味噌さんは発酵を止めていない活きたお味噌を販売されている数少ないお味噌屋さんでほぼ手作りで製造されています。酵素を活かすために味噌が呼吸をできるよう空気孔が付けられています。私たちも、酵素を活かしてお客様にお届けしたいという想いから全て冷凍で商品を販売しています。流通に乗りやすくするには、乾燥させたり、火を通したり、添加物を入れて発酵を止めることで常温販売をする選択を選ぶわけですが、あえてコストのかかる方法で商品を製造していたりするのが、玉那覇味噌さんの製造の想いとすごく共感する部分でした。だからこそ、こんな素敵な味噌屋さんがこの先も残り続けて欲しいと心から思うわけです。玉那覇味噌さんの商品をいくつか勝手に紹介させていただきますので、是非今度お味噌を購入される際は、玉那覇味噌さんのお店を購入して想いのこもった商品をお試しいただければ嬉しく思います。   【玉那覇味噌さんのホームページ】https://www.tamanahamiso.co.jp/▶︎王朝みそ   丸大豆を麦と米の麹で仕込んでいる合わせ味噌です。沖縄の塩も入っていて、香りが豊かなのが特徴です。 ▶︎首里みそ 麹を使った味噌で、甘さとまろやかさがあるのが特徴です。沖縄の郷土料理「アンダンスー」を作るのにもおすすめです。泡盛 泡盛は、沖縄を代表する伝統的な蒸留酒であり、その製造には黒麹が欠かせません。黒麹のクエン酸生成による雑菌抑制効果により、泡盛の品質が安定し、長期間保存が可能となります。泡盛は、独特のフルーティーな香りとスムーズな飲み口が特徴で、いまでは沖縄だけでなく全国的にも人気が出ている沖縄を代表するお酒です。 4. 沖縄の麹文化と現代の健康志向 沖縄では、伝統的な麹を使った発酵食品が再評価され、健康志向の高まりとともに人気が再燃しています。沖縄を代表する黒麹以外でも、我々が作っている黄麹には、豊富な栄養素が含まれており、免疫力の向上や消化機能の改善、抗酸化作用など、さまざまな健康効果が期待されています。...

沖縄における麹の歴史と食文化

はじめに 青い海と照りつける太陽。日本の南国沖縄は、豊かな自然環境と独自の文化を持つ地域でもあり、食文化も独自に根付き発展をしてきました。その中で、今回は沖縄における発酵食品の文化について書いていきたいと思います。 1. 沖縄における麹の歴史 沖縄の発酵食品文化は、長い歴史を持っています。古代から中世にかけて、琉球王国は中国や東南アジア、日本本土との貿易を通じて、多様な文化や技術を取り入れてきました。この時期に、発酵食品の製造技術も伝わり、沖縄独自の発酵食品文化が形成されたと言われています。 特に泡盛の原料となる黒麹は、沖縄の伝統的な発酵食品の一つとして、古くから重要な役割を果たしてきました。沖縄の気候は温暖で湿潤であり、発酵に適した環境が整っています。しかし一方で一年を通して高温多湿な環境がカビを発生させやすく、本土の気候とは異なる環境下にあることから、先人達は沖縄の環境に適した菌を発見し活用してきたわけです。世界広しといえど、黒麹菌だけで酒造りを行っていたのは沖縄だけだとも言われています。明治時代後半には黒麹菌を酒造りに使うようになり九州へと広がっていきました。その後、黒麹の突然変異(アルビノのような存在)である白麹菌が発見され焼酎作りに使われるようになりますが、これはまた別のお話で。 2. 沖縄の伝統的な麹の種類 沖縄では、主に黒麹が利用されています。黒麹以外に大きく3つの麹菌の種類がありこれらの麹は、それぞれ異なる特徴を持ち、さまざまな発酵食品の製造に利用されています。 黒麹 黒麹は、主に泡盛の製造に使われています。クエン酸を出し、雑菌の繁殖を防ぐ効果があるので、気温が高い南の地域での酒造りに向いています。黒麹を使って造られた焼酎は芳醇な香り、主張が強目なキレ、コク、クエン酸由来で辛口になり、疲労回復の効果があるとも言われています。沖縄の食文化と切っても切り離せない存在でもあります。 白麹 白麹は、黒麹の突然変異で焼酎の製造などに使われています。黒麹と同様クエン酸が多いので雑菌の繁殖を防ぎ、白麹の特徴として黒麹よりも糖化能力に優れています。そのため焼酎作りの際に芋の風味を活かした優しくマイルドでスッキリとした味わいが特徴です。 黄麹 黄麹は、甘酒や日本酒、味噌・醤油などの製造に利用されることが多いです。黄麹菌は、糖化力が高く、発酵過程で豊富な糖分を生成します。これにより、甘酒や日本酒の甘みと香りが引き立ちます。黄麹は日本食には欠かせない存在であり、私たちの生活を支えてくれる陰の立役者です。我々、仲宗根糀家が製造しているのもこの黄麹です。当時、仲宗根糀家が創業した時は黄麹を製造している会社がなくまだまだ浸透していなかったと思います。黄麹に馴染みの薄い沖縄で、糀をなんとか知ってもらい、広めていくのはとても大変で、今でももっと多くの沖縄県民そして県外の皆様に知っていただきたいという想いで活動しています。黄麹がほとんど浸透していなかった頃から、私たちが地道にお客様に知っていただいたこれまでの軌跡についてのお話もまた別の機会でできればと思います。 3. 沖縄の伝統食品と麹 麹は、沖縄の伝統食品の製造に欠かせない存在です。特に、味噌、泡盛などの製造には、麹が重要な役割を果たしています。これらの食品は、沖縄の食文化を支える重要な要素となっており、地元の人々の生活に深く根付いています。 味噌 沖縄では琉球王国の時代から、生活に欠かせない保存食でした。昔々から受け継がれたお味噌ですが、沖縄には安政年代(1855~1860年・尚泰王時代)の創業以来、味噌醤油造りの技と知恵を現在まで受け継がれている超老舗企業さんがあります。それは、那覇市首里にお店を構える『有限会社玉那覇味噌醤油』さん。先日、私たちも工場見学にお伺いさせていただいたのですが、昔ながらの製法を今でも継続されており、職人さんの手仕事を見ると同じ食品製造業者として頭が下がる思いでした。今ではいろんな味噌屋さんで機械化が進み、かつ流通にのせやすいように酒精などの添加物などを加えて発酵を止めているお味噌も沢山あります。一方で、玉那覇味噌さんは発酵を止めていない活きたお味噌を販売されている数少ないお味噌屋さんでほぼ手作りで製造されています。酵素を活かすために味噌が呼吸をできるよう空気孔が付けられています。私たちも、酵素を活かしてお客様にお届けしたいという想いから全て冷凍で商品を販売しています。流通に乗りやすくするには、乾燥させたり、火を通したり、添加物を入れて発酵を止めることで常温販売をする選択を選ぶわけですが、あえてコストのかかる方法で商品を製造していたりするのが、玉那覇味噌さんの製造の想いとすごく共感する部分でした。だからこそ、こんな素敵な味噌屋さんがこの先も残り続けて欲しいと心から思うわけです。玉那覇味噌さんの商品をいくつか勝手に紹介させていただきますので、是非今度お味噌を購入される際は、玉那覇味噌さんのお店を購入して想いのこもった商品をお試しいただければ嬉しく思います。   【玉那覇味噌さんのホームページ】https://www.tamanahamiso.co.jp/▶︎王朝みそ   丸大豆を麦と米の麹で仕込んでいる合わせ味噌です。沖縄の塩も入っていて、香りが豊かなのが特徴です。 ▶︎首里みそ 麹を使った味噌で、甘さとまろやかさがあるのが特徴です。沖縄の郷土料理「アンダンスー」を作るのにもおすすめです。泡盛 泡盛は、沖縄を代表する伝統的な蒸留酒であり、その製造には黒麹が欠かせません。黒麹のクエン酸生成による雑菌抑制効果により、泡盛の品質が安定し、長期間保存が可能となります。泡盛は、独特のフルーティーな香りとスムーズな飲み口が特徴で、いまでは沖縄だけでなく全国的にも人気が出ている沖縄を代表するお酒です。 4. 沖縄の麹文化と現代の健康志向 沖縄では、伝統的な麹を使った発酵食品が再評価され、健康志向の高まりとともに人気が再燃しています。沖縄を代表する黒麹以外でも、我々が作っている黄麹には、豊富な栄養素が含まれており、免疫力の向上や消化機能の改善、抗酸化作用など、さまざまな健康効果が期待されています。...

人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる!?

人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる!?

人間の健康と免疫力。その形成において、腸内環境が大きな影響を与えることが知られています。特に、幼少期、特に3歳までの腸内環境が、その後の免疫力の基盤を築く上で極めて重要であるとされています。本記事では、「人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる」というテーマで、その理由とメカニズム、さらに腸内環境を整えるための方法について詳しく解説します。 腸内環境とは何か 腸内環境とは、腸内に存在する微生物のバランスや活動状態を指します。腸内には、約100兆個にも及ぶ腸内細菌が存在するとされていて、これらは腸内フローラや腸内細菌叢(そう)と呼ばれています。腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌から構成されており、健康な腸内環境ではこれらのバランスが取れています。 3歳までの腸内環境が免疫力に与える影響 人間の免疫システムは、誕生直後から急速に発展し、特に3歳までの間に大きく成長します。この期間における腸内環境の状態が、その後の免疫力に大きな影響を及ぼすとされています。 腸内フローラの発展 出生時、赤ちゃんの腸内はほぼ無菌状態ですが、出産方法や母乳の摂取などによって、様々な菌が腸内に定着します。母乳には、腸内フローラのバランスを整えるためのオリゴ糖などが豊富に含まれており、これが赤ちゃんの腸内環境を健全に保つ助けとなります。生まれたばかりの赤ちゃんの口に入るものはお母さんの身体から生まれるものなので、お母さん自身の健康状態も良好であることが赤ちゃんにとっての健康と密接に関係しています。 免疫システムの訓練 幼少期において、腸内フローラは免疫システムの訓練場となります。腸内に存在する多様な微生物との相互作用を通じて、免疫細胞は「自己」と「非自己」を認識する能力を養い、病原体に対する適切な反応を学びます。この過程で得られた免疫記憶は、その後の健康維持に重要な役割を果たします。 バリア機能の発展 健康な腸内環境は、腸のバリア機能を強化します。腸の粘膜には、外部からの病原体や有害物質の侵入を防ぐ役割があり、腸内フローラのバランスが取れていると、このバリア機能が正常に働きます。3歳までに腸内環境が整っていると、このバリア機能が強固になり、その後の健康を支える効果が期待できます。   腸内環境を整えるための方法 3歳までの腸内環境を整えるためには、いくつかの重要なポイントがあります。 母乳育児 母乳には、赤ちゃんの腸内フローラを整えるための栄養素が豊富に含まれています。特にオリゴ糖は、善玉菌の増殖を促進し、腸内のバランスを整える働きがあります。可能であれば、母乳育児を行うことが腸内環境の健全な発展に繋がることが期待されます。 多様な食事 離乳食の開始後は、多様な食材を取り入れたバランスの良い食事が重要です。特に、食物繊維や発酵食品は腸内フローラのバランスを整えるのに役立ちます。野菜、果物、全粒穀物などを積極的に摂取させることで、善玉菌の増殖を促進できます。ノンアルコールの甘酒などは、離乳食としても子供飲ませることができる発酵食品です。私たちも離乳食に少しづつ甘酒を飲ませてあげることおすすめしています。アルコールの入った酒粕甘酒などは勿論与えないでください!甘酒を与える時期は、離乳食後期を迎えた9ヶ月頃からで、おやつと同じくらいの量が目安です。最初は、お水などで2倍から3倍程度に薄めて与えてあげてください。 適度な運動 幼少期の適度な運動は、腸の蠕動運動を活発にし、腸内フローラのバランスを保つ助けとなります。遊びを通じて体を動かすことが、健康な腸内環境の維持に繋がります。また、公園などでの泥遊びなども自由にさせてあげてほしいと思います。土の中には土壌菌という菌が沢山存在しています。この土壌菌が体内で日和見菌という善玉菌の味方になってくれたりする働きを持っています。腸内環境が急速に作られようとしている子供の時期に、どれだけ多くの最近と触れ合えるかが大事になります。汚いから、汚れるからとあまり過度に心配をせず、見守ってあげてほしいと思います。 抗生物質の使用に注意 抗生物質は、腸内フローラを乱す原因となることがあります。必要な場合を除き、むやみに抗生物質を使用しないことが大切です。医師の指示に従い、適切な使用を心がけましょう。 結論 人間の免疫力は、その基盤が3歳までの腸内環境によって決まるとされています。健康な腸内環境は、免疫システムの発展や腸のバリア機能の強化に寄与し、その後の健康維持に重要な役割を果たします。母乳育児、多様な食事、適度な運動、抗生物質の適切な使用などを通じて、幼少期の腸内環境を整えることが、子供たちの将来の健康を支える鍵となりえます。 人が100歳まで生きるとすると3歳までの腸内環境でその後の人生の免疫力につながると考えた場合、残り97年間に影響するわけです。(勿論、加齢によって免疫力は低下していきますので、状態を維持しているわけではありません。)そう考えると、3歳までにどれだけの細菌(良い菌)に触れ合うかが大切だということが分かるかと思います。どんな菌でも良いわけではなく、体に害を及ぼすような風邪やインフルエンザ、病原菌はもちろん避けた方がよいです。 3歳までの期間は、子供の健康な発展にとって極めて重要な時期です。この時期における腸内環境の整備が、その後の免疫力を強化し、健康な生活を送るための土台となります。親としては、あまり衛生面を過度に意識して、除菌・抗菌にばかり注目するのではなく、強い身体になるように意識してあげることが、本当に意味で子供の将来に繋がるのだと思います。 そして、なにより日々子供と接する、お母さん・お父さん自身が健康で強い身体であってほしいと心から願っています。

人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる!?

人間の健康と免疫力。その形成において、腸内環境が大きな影響を与えることが知られています。特に、幼少期、特に3歳までの腸内環境が、その後の免疫力の基盤を築く上で極めて重要であるとされています。本記事では、「人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる」というテーマで、その理由とメカニズム、さらに腸内環境を整えるための方法について詳しく解説します。 腸内環境とは何か 腸内環境とは、腸内に存在する微生物のバランスや活動状態を指します。腸内には、約100兆個にも及ぶ腸内細菌が存在するとされていて、これらは腸内フローラや腸内細菌叢(そう)と呼ばれています。腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌から構成されており、健康な腸内環境ではこれらのバランスが取れています。 3歳までの腸内環境が免疫力に与える影響 人間の免疫システムは、誕生直後から急速に発展し、特に3歳までの間に大きく成長します。この期間における腸内環境の状態が、その後の免疫力に大きな影響を及ぼすとされています。 腸内フローラの発展 出生時、赤ちゃんの腸内はほぼ無菌状態ですが、出産方法や母乳の摂取などによって、様々な菌が腸内に定着します。母乳には、腸内フローラのバランスを整えるためのオリゴ糖などが豊富に含まれており、これが赤ちゃんの腸内環境を健全に保つ助けとなります。生まれたばかりの赤ちゃんの口に入るものはお母さんの身体から生まれるものなので、お母さん自身の健康状態も良好であることが赤ちゃんにとっての健康と密接に関係しています。 免疫システムの訓練 幼少期において、腸内フローラは免疫システムの訓練場となります。腸内に存在する多様な微生物との相互作用を通じて、免疫細胞は「自己」と「非自己」を認識する能力を養い、病原体に対する適切な反応を学びます。この過程で得られた免疫記憶は、その後の健康維持に重要な役割を果たします。 バリア機能の発展 健康な腸内環境は、腸のバリア機能を強化します。腸の粘膜には、外部からの病原体や有害物質の侵入を防ぐ役割があり、腸内フローラのバランスが取れていると、このバリア機能が正常に働きます。3歳までに腸内環境が整っていると、このバリア機能が強固になり、その後の健康を支える効果が期待できます。   腸内環境を整えるための方法 3歳までの腸内環境を整えるためには、いくつかの重要なポイントがあります。 母乳育児 母乳には、赤ちゃんの腸内フローラを整えるための栄養素が豊富に含まれています。特にオリゴ糖は、善玉菌の増殖を促進し、腸内のバランスを整える働きがあります。可能であれば、母乳育児を行うことが腸内環境の健全な発展に繋がることが期待されます。 多様な食事 離乳食の開始後は、多様な食材を取り入れたバランスの良い食事が重要です。特に、食物繊維や発酵食品は腸内フローラのバランスを整えるのに役立ちます。野菜、果物、全粒穀物などを積極的に摂取させることで、善玉菌の増殖を促進できます。ノンアルコールの甘酒などは、離乳食としても子供飲ませることができる発酵食品です。私たちも離乳食に少しづつ甘酒を飲ませてあげることおすすめしています。アルコールの入った酒粕甘酒などは勿論与えないでください!甘酒を与える時期は、離乳食後期を迎えた9ヶ月頃からで、おやつと同じくらいの量が目安です。最初は、お水などで2倍から3倍程度に薄めて与えてあげてください。 適度な運動 幼少期の適度な運動は、腸の蠕動運動を活発にし、腸内フローラのバランスを保つ助けとなります。遊びを通じて体を動かすことが、健康な腸内環境の維持に繋がります。また、公園などでの泥遊びなども自由にさせてあげてほしいと思います。土の中には土壌菌という菌が沢山存在しています。この土壌菌が体内で日和見菌という善玉菌の味方になってくれたりする働きを持っています。腸内環境が急速に作られようとしている子供の時期に、どれだけ多くの最近と触れ合えるかが大事になります。汚いから、汚れるからとあまり過度に心配をせず、見守ってあげてほしいと思います。 抗生物質の使用に注意 抗生物質は、腸内フローラを乱す原因となることがあります。必要な場合を除き、むやみに抗生物質を使用しないことが大切です。医師の指示に従い、適切な使用を心がけましょう。 結論 人間の免疫力は、その基盤が3歳までの腸内環境によって決まるとされています。健康な腸内環境は、免疫システムの発展や腸のバリア機能の強化に寄与し、その後の健康維持に重要な役割を果たします。母乳育児、多様な食事、適度な運動、抗生物質の適切な使用などを通じて、幼少期の腸内環境を整えることが、子供たちの将来の健康を支える鍵となりえます。 人が100歳まで生きるとすると3歳までの腸内環境でその後の人生の免疫力につながると考えた場合、残り97年間に影響するわけです。(勿論、加齢によって免疫力は低下していきますので、状態を維持しているわけではありません。)そう考えると、3歳までにどれだけの細菌(良い菌)に触れ合うかが大切だということが分かるかと思います。どんな菌でも良いわけではなく、体に害を及ぼすような風邪やインフルエンザ、病原菌はもちろん避けた方がよいです。 3歳までの期間は、子供の健康な発展にとって極めて重要な時期です。この時期における腸内環境の整備が、その後の免疫力を強化し、健康な生活を送るための土台となります。親としては、あまり衛生面を過度に意識して、除菌・抗菌にばかり注目するのではなく、強い身体になるように意識してあげることが、本当に意味で子供の将来に繋がるのだと思います。 そして、なにより日々子供と接する、お母さん・お父さん自身が健康で強い身体であってほしいと心から願っています。