【発酵ってすごい!驚くべきパワーとは!?】
こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。
皆さん、”発酵”って聞くとどんなイメージがありますか?普段から糀(麹)を扱っている方は詳しく知っていると思いますが、そうでない人でも納豆やキムチ、ヨーグルトなど、なんとなくイメージはあるのではないでしょうか?「よく聞くけど、よく分かっていない」そんな状態の人も多いと思います。実際私もそうでしたが、仲宗根糀家で糀について知るうちに「発酵のパワーってすごいじゃん!」と思うようになりました。
今回はそんな”発酵”についてお話していこうと思います。
発酵パワーを知ったきっかけ
まず、私が発酵について詳しく知ったきっかけは、仲宗根糀家が出している「まぜとこ」という商品でした。まぜとこは、おからの廃棄に困っていた豆腐屋さんとのコラボで生まれた発酵調味料です。通常、おからは水分量が多く腐りやすいため、大量に廃棄されてしまいます。そんなおからを、糀の持つ酵素の力で「腐敗」というプロセスを「発酵」に変え、美味しく生まれ変わらせたのがまぜとこなのです。このことを知ったときは驚きましたね。発酵の力で、捨てられるはずだったものが新たな命を吹き込まれ、再び食卓に並ぶなんて、発酵って本当にすごい!と思いました。仲宗根糀家ではこの「まぜとこ」を通じて食品ロスを削減しようというプロジェクトをクラウドファンディングで行い、121%という目標を大きく上回る形で達成することができました。多くの方々に支持され、共感していただけたことに、本当に感謝しています。発酵の力が持つ可能性を信じて取り組んだ結果がこうして実を結んだことは、とても嬉しいことです!
発酵を利用したもう一つの試み
そして、もう一つの挑戦が「廃鶏」の処分削減です。廃鶏とは、主に1年〜2年の排卵期間を終えて鶏舎から出される雌鶏のことを指します。廃鶏は肉質が固いため、通常、処分されることが多く、食品ロスの一因となっています。私たちは、この廃鶏を発酵の力で柔らかくし、美味しく生まれ変わらせるプロジェクトを計画しています。発酵を活用することで、廃鶏も最後まで美味しくいただけるようになり、循環型の食文化を作ることができるのです。このプロジェクトを通じて、食品ロスの削減だけでなく、廃棄されるはずだった材料を最大限に活用することを目指しています。試行錯誤をやっている最中です。正直商品化までの道のりはまだまだですが、少しづつ商品化に向けて形にしていきたいと考えています。

廃鶏という社会課題を解決するために取り組んでも、それがお客様にとって買いたい商品なのか、社会問題を解決することだけに着目すると、このジレンマに陥るなと思います。
社会にとっても、お客様にとっても求められる商品となるように、日々頭を悩ましながら商品化にむけて取り組んでいます。(社員さん談)
このあたりは製造メーカーとしての難しさでもあり、楽しさでもあるなと感じています。
発酵の力が未来を変える?
発酵は単に食品を美味しくするだけでなく、捨てられるはずだったものに新たな命を吹き込み、持続可能な未来を築く力を持っています。発酵の力があれば、私たちの生活や社会が大きく変わる可能性があると感じています。
以上で今回の話は終わりとなります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも、私目線で感じたことや学びを発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!