コラム
沖縄における麹の歴史と食文化
はじめに 青い海と照りつける太陽。日本の南国沖縄は、豊かな自然環境と独自の文化を持つ地域でもあり、食文化も独自に根付き発展をしてきました。その中で、今回は沖縄における発酵食品の文化について書いていきたいと思います。 1. 沖縄における麹の歴史 沖縄の発酵食品文化は、長い歴史を持っています。古代から中世にかけて、琉球王国は中国や東南アジア、日本本土との貿易を通じて、多様な文化や技術を取り入れてきました。この時期に、発酵食品の製造技術も伝わり、沖縄独自の発酵食品文化が形成されたと言われています。 特に泡盛の原料となる黒麹は、沖縄の伝統的な発酵食品の一つとして、古くから重要な役割を果たしてきました。沖縄の気候は温暖で湿潤であり、発酵に適した環境が整っています。しかし一方で一年を通して高温多湿な環境がカビを発生させやすく、本土の気候とは異なる環境下にあることから、先人達は沖縄の環境に適した菌を発見し活用してきたわけです。世界広しといえど、黒麹菌だけで酒造りを行っていたのは沖縄だけだとも言われています。明治時代後半には黒麹菌を酒造りに使うようになり九州へと広がっていきました。その後、黒麹の突然変異(アルビノのような存在)である白麹菌が発見され焼酎作りに使われるようになりますが、これはまた別のお話で。 2. 沖縄の伝統的な麹の種類 沖縄では、主に黒麹が利用されています。黒麹以外に大きく3つの麹菌の種類がありこれらの麹は、それぞれ異なる特徴を持ち、さまざまな発酵食品の製造に利用されています。 黒麹 黒麹は、主に泡盛の製造に使われています。クエン酸を出し、雑菌の繁殖を防ぐ効果があるので、気温が高い南の地域での酒造りに向いています。黒麹を使って造られた焼酎は芳醇な香り、主張が強目なキレ、コク、クエン酸由来で辛口になり、疲労回復の効果があるとも言われています。沖縄の食文化と切っても切り離せない存在でもあります。 白麹 白麹は、黒麹の突然変異で焼酎の製造などに使われています。黒麹と同様クエン酸が多いので雑菌の繁殖を防ぎ、白麹の特徴として黒麹よりも糖化能力に優れています。そのため焼酎作りの際に芋の風味を活かした優しくマイルドでスッキリとした味わいが特徴です。 黄麹 黄麹は、甘酒や日本酒、味噌・醤油などの製造に利用されることが多いです。黄麹菌は、糖化力が高く、発酵過程で豊富な糖分を生成します。これにより、甘酒や日本酒の甘みと香りが引き立ちます。黄麹は日本食には欠かせない存在であり、私たちの生活を支えてくれる陰の立役者です。我々、仲宗根糀家が製造しているのもこの黄麹です。当時、仲宗根糀家が創業した時は黄麹を製造している会社がなくまだまだ浸透していなかったと思います。黄麹に馴染みの薄い沖縄で、糀をなんとか知ってもらい、広めていくのはとても大変で、今でももっと多くの沖縄県民そして県外の皆様に知っていただきたいという想いで活動しています。黄麹がほとんど浸透していなかった頃から、私たちが地道にお客様に知っていただいたこれまでの軌跡についてのお話もまた別の機会でできればと思います。 3. 沖縄の伝統食品と麹 麹は、沖縄の伝統食品の製造に欠かせない存在です。特に、味噌、泡盛などの製造には、麹が重要な役割を果たしています。これらの食品は、沖縄の食文化を支える重要な要素となっており、地元の人々の生活に深く根付いています。 味噌 沖縄では琉球王国の時代から、生活に欠かせない保存食でした。昔々から受け継がれたお味噌ですが、沖縄には安政年代(1855~1860年・尚泰王時代)の創業以来、味噌醤油造りの技と知恵を現在まで受け継がれている超老舗企業さんがあります。それは、那覇市首里にお店を構える『有限会社玉那覇味噌醤油』さん。先日、私たちも工場見学にお伺いさせていただいたのですが、昔ながらの製法を今でも継続されており、職人さんの手仕事を見ると同じ食品製造業者として頭が下がる思いでした。今ではいろんな味噌屋さんで機械化が進み、かつ流通にのせやすいように酒精などの添加物などを加えて発酵を止めているお味噌も沢山あります。一方で、玉那覇味噌さんは発酵を止めていない活きたお味噌を販売されている数少ないお味噌屋さんでほぼ手作りで製造されています。酵素を活かすために味噌が呼吸をできるよう空気孔が付けられています。私たちも、酵素を活かしてお客様にお届けしたいという想いから全て冷凍で商品を販売しています。流通に乗りやすくするには、乾燥させたり、火を通したり、添加物を入れて発酵を止めることで常温販売をする選択を選ぶわけですが、あえてコストのかかる方法で商品を製造していたりするのが、玉那覇味噌さんの製造の想いとすごく共感する部分でした。だからこそ、こんな素敵な味噌屋さんがこの先も残り続けて欲しいと心から思うわけです。玉那覇味噌さんの商品をいくつか勝手に紹介させていただきますので、是非今度お味噌を購入される際は、玉那覇味噌さんのお店を購入して想いのこもった商品をお試しいただければ嬉しく思います。 【玉那覇味噌さんのホームページ】https://www.tamanahamiso.co.jp/▶︎王朝みそ 丸大豆を麦と米の麹で仕込んでいる合わせ味噌です。沖縄の塩も入っていて、香りが豊かなのが特徴です。 ▶︎首里みそ 麹を使った味噌で、甘さとまろやかさがあるのが特徴です。沖縄の郷土料理「アンダンスー」を作るのにもおすすめです。泡盛 泡盛は、沖縄を代表する伝統的な蒸留酒であり、その製造には黒麹が欠かせません。黒麹のクエン酸生成による雑菌抑制効果により、泡盛の品質が安定し、長期間保存が可能となります。泡盛は、独特のフルーティーな香りとスムーズな飲み口が特徴で、いまでは沖縄だけでなく全国的にも人気が出ている沖縄を代表するお酒です。 4. 沖縄の麹文化と現代の健康志向 沖縄では、伝統的な麹を使った発酵食品が再評価され、健康志向の高まりとともに人気が再燃しています。沖縄を代表する黒麹以外でも、我々が作っている黄麹には、豊富な栄養素が含まれており、免疫力の向上や消化機能の改善、抗酸化作用など、さまざまな健康効果が期待されています。...
沖縄における麹の歴史と食文化
はじめに 青い海と照りつける太陽。日本の南国沖縄は、豊かな自然環境と独自の文化を持つ地域でもあり、食文化も独自に根付き発展をしてきました。その中で、今回は沖縄における発酵食品の文化について書いていきたいと思います。 1. 沖縄における麹の歴史 沖縄の発酵食品文化は、長い歴史を持っています。古代から中世にかけて、琉球王国は中国や東南アジア、日本本土との貿易を通じて、多様な文化や技術を取り入れてきました。この時期に、発酵食品の製造技術も伝わり、沖縄独自の発酵食品文化が形成されたと言われています。 特に泡盛の原料となる黒麹は、沖縄の伝統的な発酵食品の一つとして、古くから重要な役割を果たしてきました。沖縄の気候は温暖で湿潤であり、発酵に適した環境が整っています。しかし一方で一年を通して高温多湿な環境がカビを発生させやすく、本土の気候とは異なる環境下にあることから、先人達は沖縄の環境に適した菌を発見し活用してきたわけです。世界広しといえど、黒麹菌だけで酒造りを行っていたのは沖縄だけだとも言われています。明治時代後半には黒麹菌を酒造りに使うようになり九州へと広がっていきました。その後、黒麹の突然変異(アルビノのような存在)である白麹菌が発見され焼酎作りに使われるようになりますが、これはまた別のお話で。 2. 沖縄の伝統的な麹の種類 沖縄では、主に黒麹が利用されています。黒麹以外に大きく3つの麹菌の種類がありこれらの麹は、それぞれ異なる特徴を持ち、さまざまな発酵食品の製造に利用されています。 黒麹 黒麹は、主に泡盛の製造に使われています。クエン酸を出し、雑菌の繁殖を防ぐ効果があるので、気温が高い南の地域での酒造りに向いています。黒麹を使って造られた焼酎は芳醇な香り、主張が強目なキレ、コク、クエン酸由来で辛口になり、疲労回復の効果があるとも言われています。沖縄の食文化と切っても切り離せない存在でもあります。 白麹 白麹は、黒麹の突然変異で焼酎の製造などに使われています。黒麹と同様クエン酸が多いので雑菌の繁殖を防ぎ、白麹の特徴として黒麹よりも糖化能力に優れています。そのため焼酎作りの際に芋の風味を活かした優しくマイルドでスッキリとした味わいが特徴です。 黄麹 黄麹は、甘酒や日本酒、味噌・醤油などの製造に利用されることが多いです。黄麹菌は、糖化力が高く、発酵過程で豊富な糖分を生成します。これにより、甘酒や日本酒の甘みと香りが引き立ちます。黄麹は日本食には欠かせない存在であり、私たちの生活を支えてくれる陰の立役者です。我々、仲宗根糀家が製造しているのもこの黄麹です。当時、仲宗根糀家が創業した時は黄麹を製造している会社がなくまだまだ浸透していなかったと思います。黄麹に馴染みの薄い沖縄で、糀をなんとか知ってもらい、広めていくのはとても大変で、今でももっと多くの沖縄県民そして県外の皆様に知っていただきたいという想いで活動しています。黄麹がほとんど浸透していなかった頃から、私たちが地道にお客様に知っていただいたこれまでの軌跡についてのお話もまた別の機会でできればと思います。 3. 沖縄の伝統食品と麹 麹は、沖縄の伝統食品の製造に欠かせない存在です。特に、味噌、泡盛などの製造には、麹が重要な役割を果たしています。これらの食品は、沖縄の食文化を支える重要な要素となっており、地元の人々の生活に深く根付いています。 味噌 沖縄では琉球王国の時代から、生活に欠かせない保存食でした。昔々から受け継がれたお味噌ですが、沖縄には安政年代(1855~1860年・尚泰王時代)の創業以来、味噌醤油造りの技と知恵を現在まで受け継がれている超老舗企業さんがあります。それは、那覇市首里にお店を構える『有限会社玉那覇味噌醤油』さん。先日、私たちも工場見学にお伺いさせていただいたのですが、昔ながらの製法を今でも継続されており、職人さんの手仕事を見ると同じ食品製造業者として頭が下がる思いでした。今ではいろんな味噌屋さんで機械化が進み、かつ流通にのせやすいように酒精などの添加物などを加えて発酵を止めているお味噌も沢山あります。一方で、玉那覇味噌さんは発酵を止めていない活きたお味噌を販売されている数少ないお味噌屋さんでほぼ手作りで製造されています。酵素を活かすために味噌が呼吸をできるよう空気孔が付けられています。私たちも、酵素を活かしてお客様にお届けしたいという想いから全て冷凍で商品を販売しています。流通に乗りやすくするには、乾燥させたり、火を通したり、添加物を入れて発酵を止めることで常温販売をする選択を選ぶわけですが、あえてコストのかかる方法で商品を製造していたりするのが、玉那覇味噌さんの製造の想いとすごく共感する部分でした。だからこそ、こんな素敵な味噌屋さんがこの先も残り続けて欲しいと心から思うわけです。玉那覇味噌さんの商品をいくつか勝手に紹介させていただきますので、是非今度お味噌を購入される際は、玉那覇味噌さんのお店を購入して想いのこもった商品をお試しいただければ嬉しく思います。 【玉那覇味噌さんのホームページ】https://www.tamanahamiso.co.jp/▶︎王朝みそ 丸大豆を麦と米の麹で仕込んでいる合わせ味噌です。沖縄の塩も入っていて、香りが豊かなのが特徴です。 ▶︎首里みそ 麹を使った味噌で、甘さとまろやかさがあるのが特徴です。沖縄の郷土料理「アンダンスー」を作るのにもおすすめです。泡盛 泡盛は、沖縄を代表する伝統的な蒸留酒であり、その製造には黒麹が欠かせません。黒麹のクエン酸生成による雑菌抑制効果により、泡盛の品質が安定し、長期間保存が可能となります。泡盛は、独特のフルーティーな香りとスムーズな飲み口が特徴で、いまでは沖縄だけでなく全国的にも人気が出ている沖縄を代表するお酒です。 4. 沖縄の麹文化と現代の健康志向 沖縄では、伝統的な麹を使った発酵食品が再評価され、健康志向の高まりとともに人気が再燃しています。沖縄を代表する黒麹以外でも、我々が作っている黄麹には、豊富な栄養素が含まれており、免疫力の向上や消化機能の改善、抗酸化作用など、さまざまな健康効果が期待されています。...
人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる!?
人間の健康と免疫力。その形成において、腸内環境が大きな影響を与えることが知られています。特に、幼少期、特に3歳までの腸内環境が、その後の免疫力の基盤を築く上で極めて重要であるとされています。本記事では、「人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる」というテーマで、その理由とメカニズム、さらに腸内環境を整えるための方法について詳しく解説します。 腸内環境とは何か 腸内環境とは、腸内に存在する微生物のバランスや活動状態を指します。腸内には、約100兆個にも及ぶ腸内細菌が存在するとされていて、これらは腸内フローラや腸内細菌叢(そう)と呼ばれています。腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌から構成されており、健康な腸内環境ではこれらのバランスが取れています。 3歳までの腸内環境が免疫力に与える影響 人間の免疫システムは、誕生直後から急速に発展し、特に3歳までの間に大きく成長します。この期間における腸内環境の状態が、その後の免疫力に大きな影響を及ぼすとされています。 腸内フローラの発展 出生時、赤ちゃんの腸内はほぼ無菌状態ですが、出産方法や母乳の摂取などによって、様々な菌が腸内に定着します。母乳には、腸内フローラのバランスを整えるためのオリゴ糖などが豊富に含まれており、これが赤ちゃんの腸内環境を健全に保つ助けとなります。生まれたばかりの赤ちゃんの口に入るものはお母さんの身体から生まれるものなので、お母さん自身の健康状態も良好であることが赤ちゃんにとっての健康と密接に関係しています。 免疫システムの訓練 幼少期において、腸内フローラは免疫システムの訓練場となります。腸内に存在する多様な微生物との相互作用を通じて、免疫細胞は「自己」と「非自己」を認識する能力を養い、病原体に対する適切な反応を学びます。この過程で得られた免疫記憶は、その後の健康維持に重要な役割を果たします。 バリア機能の発展 健康な腸内環境は、腸のバリア機能を強化します。腸の粘膜には、外部からの病原体や有害物質の侵入を防ぐ役割があり、腸内フローラのバランスが取れていると、このバリア機能が正常に働きます。3歳までに腸内環境が整っていると、このバリア機能が強固になり、その後の健康を支える効果が期待できます。 腸内環境を整えるための方法 3歳までの腸内環境を整えるためには、いくつかの重要なポイントがあります。 母乳育児 母乳には、赤ちゃんの腸内フローラを整えるための栄養素が豊富に含まれています。特にオリゴ糖は、善玉菌の増殖を促進し、腸内のバランスを整える働きがあります。可能であれば、母乳育児を行うことが腸内環境の健全な発展に繋がることが期待されます。 多様な食事 離乳食の開始後は、多様な食材を取り入れたバランスの良い食事が重要です。特に、食物繊維や発酵食品は腸内フローラのバランスを整えるのに役立ちます。野菜、果物、全粒穀物などを積極的に摂取させることで、善玉菌の増殖を促進できます。ノンアルコールの甘酒などは、離乳食としても子供飲ませることができる発酵食品です。私たちも離乳食に少しづつ甘酒を飲ませてあげることおすすめしています。アルコールの入った酒粕甘酒などは勿論与えないでください!甘酒を与える時期は、離乳食後期を迎えた9ヶ月頃からで、おやつと同じくらいの量が目安です。最初は、お水などで2倍から3倍程度に薄めて与えてあげてください。 適度な運動 幼少期の適度な運動は、腸の蠕動運動を活発にし、腸内フローラのバランスを保つ助けとなります。遊びを通じて体を動かすことが、健康な腸内環境の維持に繋がります。また、公園などでの泥遊びなども自由にさせてあげてほしいと思います。土の中には土壌菌という菌が沢山存在しています。この土壌菌が体内で日和見菌という善玉菌の味方になってくれたりする働きを持っています。腸内環境が急速に作られようとしている子供の時期に、どれだけ多くの最近と触れ合えるかが大事になります。汚いから、汚れるからとあまり過度に心配をせず、見守ってあげてほしいと思います。 抗生物質の使用に注意 抗生物質は、腸内フローラを乱す原因となることがあります。必要な場合を除き、むやみに抗生物質を使用しないことが大切です。医師の指示に従い、適切な使用を心がけましょう。 結論 人間の免疫力は、その基盤が3歳までの腸内環境によって決まるとされています。健康な腸内環境は、免疫システムの発展や腸のバリア機能の強化に寄与し、その後の健康維持に重要な役割を果たします。母乳育児、多様な食事、適度な運動、抗生物質の適切な使用などを通じて、幼少期の腸内環境を整えることが、子供たちの将来の健康を支える鍵となりえます。 人が100歳まで生きるとすると3歳までの腸内環境でその後の人生の免疫力につながると考えた場合、残り97年間に影響するわけです。(勿論、加齢によって免疫力は低下していきますので、状態を維持しているわけではありません。)そう考えると、3歳までにどれだけの細菌(良い菌)に触れ合うかが大切だということが分かるかと思います。どんな菌でも良いわけではなく、体に害を及ぼすような風邪やインフルエンザ、病原菌はもちろん避けた方がよいです。 3歳までの期間は、子供の健康な発展にとって極めて重要な時期です。この時期における腸内環境の整備が、その後の免疫力を強化し、健康な生活を送るための土台となります。親としては、あまり衛生面を過度に意識して、除菌・抗菌にばかり注目するのではなく、強い身体になるように意識してあげることが、本当に意味で子供の将来に繋がるのだと思います。 そして、なにより日々子供と接する、お母さん・お父さん自身が健康で強い身体であってほしいと心から願っています。
人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる!?
人間の健康と免疫力。その形成において、腸内環境が大きな影響を与えることが知られています。特に、幼少期、特に3歳までの腸内環境が、その後の免疫力の基盤を築く上で極めて重要であるとされています。本記事では、「人間の免疫力は3歳までの腸内環境で決まる」というテーマで、その理由とメカニズム、さらに腸内環境を整えるための方法について詳しく解説します。 腸内環境とは何か 腸内環境とは、腸内に存在する微生物のバランスや活動状態を指します。腸内には、約100兆個にも及ぶ腸内細菌が存在するとされていて、これらは腸内フローラや腸内細菌叢(そう)と呼ばれています。腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌から構成されており、健康な腸内環境ではこれらのバランスが取れています。 3歳までの腸内環境が免疫力に与える影響 人間の免疫システムは、誕生直後から急速に発展し、特に3歳までの間に大きく成長します。この期間における腸内環境の状態が、その後の免疫力に大きな影響を及ぼすとされています。 腸内フローラの発展 出生時、赤ちゃんの腸内はほぼ無菌状態ですが、出産方法や母乳の摂取などによって、様々な菌が腸内に定着します。母乳には、腸内フローラのバランスを整えるためのオリゴ糖などが豊富に含まれており、これが赤ちゃんの腸内環境を健全に保つ助けとなります。生まれたばかりの赤ちゃんの口に入るものはお母さんの身体から生まれるものなので、お母さん自身の健康状態も良好であることが赤ちゃんにとっての健康と密接に関係しています。 免疫システムの訓練 幼少期において、腸内フローラは免疫システムの訓練場となります。腸内に存在する多様な微生物との相互作用を通じて、免疫細胞は「自己」と「非自己」を認識する能力を養い、病原体に対する適切な反応を学びます。この過程で得られた免疫記憶は、その後の健康維持に重要な役割を果たします。 バリア機能の発展 健康な腸内環境は、腸のバリア機能を強化します。腸の粘膜には、外部からの病原体や有害物質の侵入を防ぐ役割があり、腸内フローラのバランスが取れていると、このバリア機能が正常に働きます。3歳までに腸内環境が整っていると、このバリア機能が強固になり、その後の健康を支える効果が期待できます。 腸内環境を整えるための方法 3歳までの腸内環境を整えるためには、いくつかの重要なポイントがあります。 母乳育児 母乳には、赤ちゃんの腸内フローラを整えるための栄養素が豊富に含まれています。特にオリゴ糖は、善玉菌の増殖を促進し、腸内のバランスを整える働きがあります。可能であれば、母乳育児を行うことが腸内環境の健全な発展に繋がることが期待されます。 多様な食事 離乳食の開始後は、多様な食材を取り入れたバランスの良い食事が重要です。特に、食物繊維や発酵食品は腸内フローラのバランスを整えるのに役立ちます。野菜、果物、全粒穀物などを積極的に摂取させることで、善玉菌の増殖を促進できます。ノンアルコールの甘酒などは、離乳食としても子供飲ませることができる発酵食品です。私たちも離乳食に少しづつ甘酒を飲ませてあげることおすすめしています。アルコールの入った酒粕甘酒などは勿論与えないでください!甘酒を与える時期は、離乳食後期を迎えた9ヶ月頃からで、おやつと同じくらいの量が目安です。最初は、お水などで2倍から3倍程度に薄めて与えてあげてください。 適度な運動 幼少期の適度な運動は、腸の蠕動運動を活発にし、腸内フローラのバランスを保つ助けとなります。遊びを通じて体を動かすことが、健康な腸内環境の維持に繋がります。また、公園などでの泥遊びなども自由にさせてあげてほしいと思います。土の中には土壌菌という菌が沢山存在しています。この土壌菌が体内で日和見菌という善玉菌の味方になってくれたりする働きを持っています。腸内環境が急速に作られようとしている子供の時期に、どれだけ多くの最近と触れ合えるかが大事になります。汚いから、汚れるからとあまり過度に心配をせず、見守ってあげてほしいと思います。 抗生物質の使用に注意 抗生物質は、腸内フローラを乱す原因となることがあります。必要な場合を除き、むやみに抗生物質を使用しないことが大切です。医師の指示に従い、適切な使用を心がけましょう。 結論 人間の免疫力は、その基盤が3歳までの腸内環境によって決まるとされています。健康な腸内環境は、免疫システムの発展や腸のバリア機能の強化に寄与し、その後の健康維持に重要な役割を果たします。母乳育児、多様な食事、適度な運動、抗生物質の適切な使用などを通じて、幼少期の腸内環境を整えることが、子供たちの将来の健康を支える鍵となりえます。 人が100歳まで生きるとすると3歳までの腸内環境でその後の人生の免疫力につながると考えた場合、残り97年間に影響するわけです。(勿論、加齢によって免疫力は低下していきますので、状態を維持しているわけではありません。)そう考えると、3歳までにどれだけの細菌(良い菌)に触れ合うかが大切だということが分かるかと思います。どんな菌でも良いわけではなく、体に害を及ぼすような風邪やインフルエンザ、病原菌はもちろん避けた方がよいです。 3歳までの期間は、子供の健康な発展にとって極めて重要な時期です。この時期における腸内環境の整備が、その後の免疫力を強化し、健康な生活を送るための土台となります。親としては、あまり衛生面を過度に意識して、除菌・抗菌にばかり注目するのではなく、強い身体になるように意識してあげることが、本当に意味で子供の将来に繋がるのだと思います。 そして、なにより日々子供と接する、お母さん・お父さん自身が健康で強い身体であってほしいと心から願っています。
糀の世界に飛び込んだインターン生の話③
【発酵ってすごい!驚くべきパワーとは!?】 こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。皆さん、”発酵”って聞くとどんなイメージがありますか?普段から糀(麹)を扱っている方は詳しく知っていると思いますが、そうでない人でも納豆やキムチ、ヨーグルトなど、なんとなくイメージはあるのではないでしょうか?「よく聞くけど、よく分かっていない」そんな状態の人も多いと思います。実際私もそうでしたが、仲宗根糀家で糀について知るうちに「発酵のパワーってすごいじゃん!」と思うようになりました。今回はそんな”発酵”についてお話していこうと思います。 発酵パワーを知ったきっかけ まず、私が発酵について詳しく知ったきっかけは、仲宗根糀家が出している「まぜとこ」という商品でした。まぜとこは、おからの廃棄に困っていた豆腐屋さんとのコラボで生まれた発酵調味料です。通常、おからは水分量が多く腐りやすいため、大量に廃棄されてしまいます。そんなおからを、糀の持つ酵素の力で「腐敗」というプロセスを「発酵」に変え、美味しく生まれ変わらせたのがまぜとこなのです。このことを知ったときは驚きましたね。発酵の力で、捨てられるはずだったものが新たな命を吹き込まれ、再び食卓に並ぶなんて、発酵って本当にすごい!と思いました。仲宗根糀家ではこの「まぜとこ」を通じて食品ロスを削減しようというプロジェクトをクラウドファンディングで行い、121%という目標を大きく上回る形で達成することができました。多くの方々に支持され、共感していただけたことに、本当に感謝しています。発酵の力が持つ可能性を信じて取り組んだ結果がこうして実を結んだことは、とても嬉しいことです! 発酵を利用したもう一つの試み そして、もう一つの挑戦が「廃鶏」の処分削減です。廃鶏とは、主に1年〜2年の排卵期間を終えて鶏舎から出される雌鶏のことを指します。廃鶏は肉質が固いため、通常、処分されることが多く、食品ロスの一因となっています。私たちは、この廃鶏を発酵の力で柔らかくし、美味しく生まれ変わらせるプロジェクトを計画しています。発酵を活用することで、廃鶏も最後まで美味しくいただけるようになり、循環型の食文化を作ることができるのです。このプロジェクトを通じて、食品ロスの削減だけでなく、廃棄されるはずだった材料を最大限に活用することを目指しています。試行錯誤をやっている最中です。正直商品化までの道のりはまだまだですが、少しづつ商品化に向けて形にしていきたいと考えています。 廃鶏という社会課題を解決するために取り組んでも、それがお客様にとって買いたい商品なのか、社会問題を解決することだけに着目すると、このジレンマに陥るなと思います。社会にとっても、お客様にとっても求められる商品となるように、日々頭を悩ましながら商品化にむけて取り組んでいます。(社員さん談)このあたりは製造メーカーとしての難しさでもあり、楽しさでもあるなと感じています。 発酵の力が未来を変える? 発酵は単に食品を美味しくするだけでなく、捨てられるはずだったものに新たな命を吹き込み、持続可能な未来を築く力を持っています。発酵の力があれば、私たちの生活や社会が大きく変わる可能性があると感じています。 以上で今回の話は終わりとなります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも、私目線で感じたことや学びを発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!
糀の世界に飛び込んだインターン生の話③
【発酵ってすごい!驚くべきパワーとは!?】 こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。皆さん、”発酵”って聞くとどんなイメージがありますか?普段から糀(麹)を扱っている方は詳しく知っていると思いますが、そうでない人でも納豆やキムチ、ヨーグルトなど、なんとなくイメージはあるのではないでしょうか?「よく聞くけど、よく分かっていない」そんな状態の人も多いと思います。実際私もそうでしたが、仲宗根糀家で糀について知るうちに「発酵のパワーってすごいじゃん!」と思うようになりました。今回はそんな”発酵”についてお話していこうと思います。 発酵パワーを知ったきっかけ まず、私が発酵について詳しく知ったきっかけは、仲宗根糀家が出している「まぜとこ」という商品でした。まぜとこは、おからの廃棄に困っていた豆腐屋さんとのコラボで生まれた発酵調味料です。通常、おからは水分量が多く腐りやすいため、大量に廃棄されてしまいます。そんなおからを、糀の持つ酵素の力で「腐敗」というプロセスを「発酵」に変え、美味しく生まれ変わらせたのがまぜとこなのです。このことを知ったときは驚きましたね。発酵の力で、捨てられるはずだったものが新たな命を吹き込まれ、再び食卓に並ぶなんて、発酵って本当にすごい!と思いました。仲宗根糀家ではこの「まぜとこ」を通じて食品ロスを削減しようというプロジェクトをクラウドファンディングで行い、121%という目標を大きく上回る形で達成することができました。多くの方々に支持され、共感していただけたことに、本当に感謝しています。発酵の力が持つ可能性を信じて取り組んだ結果がこうして実を結んだことは、とても嬉しいことです! 発酵を利用したもう一つの試み そして、もう一つの挑戦が「廃鶏」の処分削減です。廃鶏とは、主に1年〜2年の排卵期間を終えて鶏舎から出される雌鶏のことを指します。廃鶏は肉質が固いため、通常、処分されることが多く、食品ロスの一因となっています。私たちは、この廃鶏を発酵の力で柔らかくし、美味しく生まれ変わらせるプロジェクトを計画しています。発酵を活用することで、廃鶏も最後まで美味しくいただけるようになり、循環型の食文化を作ることができるのです。このプロジェクトを通じて、食品ロスの削減だけでなく、廃棄されるはずだった材料を最大限に活用することを目指しています。試行錯誤をやっている最中です。正直商品化までの道のりはまだまだですが、少しづつ商品化に向けて形にしていきたいと考えています。 廃鶏という社会課題を解決するために取り組んでも、それがお客様にとって買いたい商品なのか、社会問題を解決することだけに着目すると、このジレンマに陥るなと思います。社会にとっても、お客様にとっても求められる商品となるように、日々頭を悩ましながら商品化にむけて取り組んでいます。(社員さん談)このあたりは製造メーカーとしての難しさでもあり、楽しさでもあるなと感じています。 発酵の力が未来を変える? 発酵は単に食品を美味しくするだけでなく、捨てられるはずだったものに新たな命を吹き込み、持続可能な未来を築く力を持っています。発酵の力があれば、私たちの生活や社会が大きく変わる可能性があると感じています。 以上で今回の話は終わりとなります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも、私目線で感じたことや学びを発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!
糀の世界に飛び込んだインターン生の話②
【工場の裏側:手作業と機械化のはざまで】 こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。最近、「糀家さんでのインターンって具体的に何をしているの?」とよく聞かれるようになりました。主な業務としては、午前中に工場で商品の仕込みや詰め作業を行い、午後はSNSの発信や資料作成などの事務作業に取り組んでいます。日々の作業の中で様々な学びがあるのですが、今回は工場での作業を通じて私が感じた「小さな会社のリアル」についてお話ししようと思います。 工場での驚き まず私が工場で勤務して最初に驚いたのは、作業がほとんど手作業であることです。商品を詰めて、重さを測って、きれいに形を整える、というすべてが手作業でした。また、ホームセンターで購入できる部品を組み合わせて、目的に合った独自の道具を使用していたりと、普段テレビで機械化された風景しか見たことない私にはとても新鮮な光景でした。これがまた結構力のいる作業もあり、連続でやると手首が痛くなったり、腕が疲れたりと大変な作業ばかりでした。 機械化や手作業の魅力や難しさ これらの負担を減らし、効率を上げるためには機械の導入がベストな手段なのですが、機械を導入するためにはかなりのコストがかかります。このコストをカバーするためには、多くの商品を売って売り上げを上げる必要があります。しかし、多くの商品を販売するためには生産量を増やさなければならず、その結果として工場の負担が増えます。つまり、生産性を上げるための機械導入には資金が必要で、そのために売り上げを上げる必要があり、売り上げを上げるためにはさらに多くの作業が求められるという、ジレンマがありました。効率化と資金調達のバランスを取ることの難しさを実際に目の当たりにした瞬間でしたね。ここまで書くと、大企業がどれだけすごいのかがよくわかりますよね。手作業には手作りの温かみがあって、機械にはない良さがあります。でも、効率的な生産には機械化が必要で、そこにどうバランスを取るかが小さな会社の難しさだと感じます。大企業は、そうした資金面での余裕もあるため、スムーズに生産ラインの機械化を進められるのだろうなぁと、しみじみ感じます。 仲宗根糀家のこだわり 仲宗根糀家は非効率とも言えるほど、商品作りに時間をかけています。普通は火を通してすぐに製造してしまえばもっと量産できる甘酒も、酵素を失活させないように2日間独自の製法で発酵させて甘みを引き出したりしているわけです。普通に考えれば、もっと簡単にもっと大量に作って売上第一になってもおかしくないわけですが、本当に良いものだけを届けたいという思いが効率を捨てているわけです。私は効率化や機械化も時には必要だと思いますが、手作業で時代遅れの製造も作り手の想いがこもっていてこれはこれでいいものだなと感じます。小さな会社でのこうした取り組みや努力があってこそ、糀の良さや商品の品質が保たれているんだなとも感じています。自分がインターンとして関わることで、こうした裏側を知ることができて本当に良かったです。 おわりに さて、これで今回のお話は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも、私目線で感じたことや学びを発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!
糀の世界に飛び込んだインターン生の話②
【工場の裏側:手作業と機械化のはざまで】 こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。最近、「糀家さんでのインターンって具体的に何をしているの?」とよく聞かれるようになりました。主な業務としては、午前中に工場で商品の仕込みや詰め作業を行い、午後はSNSの発信や資料作成などの事務作業に取り組んでいます。日々の作業の中で様々な学びがあるのですが、今回は工場での作業を通じて私が感じた「小さな会社のリアル」についてお話ししようと思います。 工場での驚き まず私が工場で勤務して最初に驚いたのは、作業がほとんど手作業であることです。商品を詰めて、重さを測って、きれいに形を整える、というすべてが手作業でした。また、ホームセンターで購入できる部品を組み合わせて、目的に合った独自の道具を使用していたりと、普段テレビで機械化された風景しか見たことない私にはとても新鮮な光景でした。これがまた結構力のいる作業もあり、連続でやると手首が痛くなったり、腕が疲れたりと大変な作業ばかりでした。 機械化や手作業の魅力や難しさ これらの負担を減らし、効率を上げるためには機械の導入がベストな手段なのですが、機械を導入するためにはかなりのコストがかかります。このコストをカバーするためには、多くの商品を売って売り上げを上げる必要があります。しかし、多くの商品を販売するためには生産量を増やさなければならず、その結果として工場の負担が増えます。つまり、生産性を上げるための機械導入には資金が必要で、そのために売り上げを上げる必要があり、売り上げを上げるためにはさらに多くの作業が求められるという、ジレンマがありました。効率化と資金調達のバランスを取ることの難しさを実際に目の当たりにした瞬間でしたね。ここまで書くと、大企業がどれだけすごいのかがよくわかりますよね。手作業には手作りの温かみがあって、機械にはない良さがあります。でも、効率的な生産には機械化が必要で、そこにどうバランスを取るかが小さな会社の難しさだと感じます。大企業は、そうした資金面での余裕もあるため、スムーズに生産ラインの機械化を進められるのだろうなぁと、しみじみ感じます。 仲宗根糀家のこだわり 仲宗根糀家は非効率とも言えるほど、商品作りに時間をかけています。普通は火を通してすぐに製造してしまえばもっと量産できる甘酒も、酵素を失活させないように2日間独自の製法で発酵させて甘みを引き出したりしているわけです。普通に考えれば、もっと簡単にもっと大量に作って売上第一になってもおかしくないわけですが、本当に良いものだけを届けたいという思いが効率を捨てているわけです。私は効率化や機械化も時には必要だと思いますが、手作業で時代遅れの製造も作り手の想いがこもっていてこれはこれでいいものだなと感じます。小さな会社でのこうした取り組みや努力があってこそ、糀の良さや商品の品質が保たれているんだなとも感じています。自分がインターンとして関わることで、こうした裏側を知ることができて本当に良かったです。 おわりに さて、これで今回のお話は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも、私目線で感じたことや学びを発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!
糀の世界に飛び込んだインターン生の話①
【糀(こうじ)って奥深い、、】 こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。4月から仲宗根糀家で働いて、糀の商品について知ったり、社員さんのお話を聞いていくうちに、今まで知らなかった糀の魅力に気付きました。今回は、私が糀の世界に飛び込んでみて気付いた糀の魅力についてお話ししたいと思います。 仲宗根糀家とは? 改めて、私の働く仲宗根糀家について簡単に紹介したいと思います。仲宗根糀家は生の糀を販売している沖縄の小さな会社です。冷凍で販売しないといけないという手間とコストはかかりますが、「活きた酵素」をお届けしたいという思いから生にこだわり販売しています。沖縄で生の糀を扱っているところはほとんどないので、遠くの地域から足を運んでいただいたり、最近は県外の方もよく来られますね^^ 糀との出会い 糀に興味を持つきっかけとなったのは、仲宗根糀家の甘こうじを飲んだ時でした。小さいころから甘酒は独特の風味があり苦手だったのですが、仲宗根糀家の甘こうじは糀の持つ独特な風味が少なくまろやかな甘さが特徴的でとても美味しく飲むことができました。元々、こうじに対するイメージは塩こうじがブームの時によく聞いていた程度でしたがそれをきかっけに徐々に興味を持つようになりました。 糀の健康効果 糀の一番の魅力というとやはりその健康効果でしょう。糀の持つ酵素には腸内環境を整えてくれる力があります。その効果として、栄養素の吸収率UP・栄養素の増加・保存性のUP・免疫力UP・アンチエイジング・デトックス効果など、多くのメリットが期待されます。実際に、私たちの社長は体調を崩したことをきっかけに糀を摂り始め、それからは病院に病院には一度も行っておらず、糀があれば医者いらずが社長の口癖となっています。また、社員さんの中にもずっと便秘だった人が、糀生活を始めてから改善したという方もいて、糀の持つパワーに圧倒されております。 糀を使った料理の楽しさ 糀を使った料理は、とても簡単で美味しいです。例えば、甘糀を使ったスムージーは自然な甘みが加わり、普通のスムージーが格段に美味しくなります。また、糀の持つ酵素はお肉と合わせるとタンパク質を分解してくれるので、お肉が柔らかく旨味も引き出してくれます。塩糀に漬けて焼くだけでも余計な調味料なしで美味しく仕上がります。糀を使ったレシピは初心者でも簡単に試せるので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。 糀の魅力を伝えるために 仲宗根糀家でのインターンを通じて、糀の魅力にすっかり取り憑かれました。糀は日本の伝統的な食文化の一部であり、現代の健康志向の中でもその価値はますます高まっています。私自身、糀を通じて多くのことを学び、その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。 まとめ 糀の世界に飛び込んでみて、糀の健康効果や使い方の簡単さ、そしてその美味しさにすっかり魅了されました。仲宗根糀家の製品を通じて、糀の魅力を多くの方に知っていただければと思っています。皆さんも糀を取り入れて、健康的な生活を楽しんでみてください。糀の素晴らしさを実感し、自分だけの糀の使い方を見つけてみてください!
糀の世界に飛び込んだインターン生の話①
【糀(こうじ)って奥深い、、】 こんにちは!仲宗根糀家インターン生のレイです。4月から仲宗根糀家で働いて、糀の商品について知ったり、社員さんのお話を聞いていくうちに、今まで知らなかった糀の魅力に気付きました。今回は、私が糀の世界に飛び込んでみて気付いた糀の魅力についてお話ししたいと思います。 仲宗根糀家とは? 改めて、私の働く仲宗根糀家について簡単に紹介したいと思います。仲宗根糀家は生の糀を販売している沖縄の小さな会社です。冷凍で販売しないといけないという手間とコストはかかりますが、「活きた酵素」をお届けしたいという思いから生にこだわり販売しています。沖縄で生の糀を扱っているところはほとんどないので、遠くの地域から足を運んでいただいたり、最近は県外の方もよく来られますね^^ 糀との出会い 糀に興味を持つきっかけとなったのは、仲宗根糀家の甘こうじを飲んだ時でした。小さいころから甘酒は独特の風味があり苦手だったのですが、仲宗根糀家の甘こうじは糀の持つ独特な風味が少なくまろやかな甘さが特徴的でとても美味しく飲むことができました。元々、こうじに対するイメージは塩こうじがブームの時によく聞いていた程度でしたがそれをきかっけに徐々に興味を持つようになりました。 糀の健康効果 糀の一番の魅力というとやはりその健康効果でしょう。糀の持つ酵素には腸内環境を整えてくれる力があります。その効果として、栄養素の吸収率UP・栄養素の増加・保存性のUP・免疫力UP・アンチエイジング・デトックス効果など、多くのメリットが期待されます。実際に、私たちの社長は体調を崩したことをきっかけに糀を摂り始め、それからは病院に病院には一度も行っておらず、糀があれば医者いらずが社長の口癖となっています。また、社員さんの中にもずっと便秘だった人が、糀生活を始めてから改善したという方もいて、糀の持つパワーに圧倒されております。 糀を使った料理の楽しさ 糀を使った料理は、とても簡単で美味しいです。例えば、甘糀を使ったスムージーは自然な甘みが加わり、普通のスムージーが格段に美味しくなります。また、糀の持つ酵素はお肉と合わせるとタンパク質を分解してくれるので、お肉が柔らかく旨味も引き出してくれます。塩糀に漬けて焼くだけでも余計な調味料なしで美味しく仕上がります。糀を使ったレシピは初心者でも簡単に試せるので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。 糀の魅力を伝えるために 仲宗根糀家でのインターンを通じて、糀の魅力にすっかり取り憑かれました。糀は日本の伝統的な食文化の一部であり、現代の健康志向の中でもその価値はますます高まっています。私自身、糀を通じて多くのことを学び、その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。 まとめ 糀の世界に飛び込んでみて、糀の健康効果や使い方の簡単さ、そしてその美味しさにすっかり魅了されました。仲宗根糀家の製品を通じて、糀の魅力を多くの方に知っていただければと思っています。皆さんも糀を取り入れて、健康的な生活を楽しんでみてください。糀の素晴らしさを実感し、自分だけの糀の使い方を見つけてみてください!
私たち仲宗根糀家の自己紹介
今回は仲宗根糀家についての自己紹介です。 私たちがなぜ沖縄で糀を製造しているのか、どんな想いで作り続けているかを まとめています。ご覧いただきありがとうございます。
私たち仲宗根糀家の自己紹介
今回は仲宗根糀家についての自己紹介です。 私たちがなぜ沖縄で糀を製造しているのか、どんな想いで作り続けているかを まとめています。ご覧いただきありがとうございます。