やちむんを使い始めるときは、まず、その器に付いた説明書や作り手・販売店の案内を確かめましょう。目止めの要否や手順、洗い方、電子レンジなどへの対応を確認してから使い始めることが大切です。
ふたと器を分けて置いた見本です。色や柄には個体差があります。
この記事では、器を使う前の確認点と、仲宗根糀家が先行予約でお受けしている蓋付きの仕込み器のお手入れを紹介します。当店の器の扱い方を、お手元の別の器へそのまま当てはめないでください。
使い始めは、目止めや家電の案内を読む
目止めは、使い始める前に、器への色やにおいの移りを抑えるために行う下準備です。必要かどうか、どのような手順で行うかは、その器の案内で確認してください。
窯元の公式案内には、自社の器について目止めを必須としていないものや、おすすめしながらも行わなければ品質に問題があるということではないと説明するものがあります。「やちむんだから、同じ方法でよい」と考えず、購入した器の説明を優先しましょう。
目止めを行う場合も、色やにおいの移りを完全に防げるとは限りません。別の器の下準備の方法や、目止めに使う時間を、そのまま使わないようにしてください。
使う前に確かめたい3つのこと
洗い方、使える家電、冷蔵庫や冷凍庫から出したあとの扱いを、作品の説明で確認します。手元の器を安心して使うために、分からない条件を残さないようにしましょう。
洗い方と乾かし方
使える洗剤やスポンジ、つけ置きができるかを確認します。洗ったあとにどう乾かし、どこへしまうかも、使い始める前に考えておきましょう。
電子レンジや食器洗い乾燥機への対応
電子レンジ、食器洗い乾燥機、オーブンなどが使えるかを、一つずつ確認します。家電に対応しているかを、器の色や形、厚みだけで判断しないようにしてください。
冷蔵庫・冷凍庫に入れたあとの扱い
冷蔵・冷凍への対応と、取り出したあとの扱いを確認します。「ある器は冷凍できるから、この器も大丈夫」とは判断しないこと。分からない点は、作り手や購入店に確認しましょう。
当店の蓋付き仕込み器:使い始めの目止め
ここからは、仲宗根糀家オリジナルやちむん「糀を仕込む、島の器」のご案内です。塩こうじ・醤油こうじのために、当店が名護市のARTIGIANOへ特注しました。
当店では、はじめて使う前の目止めをおすすめしています。色やにおいを移りにくくするためのもので、完全に防ぐことをお約束するものではありません。
米のとぎ汁を使った手順は、予約ページの「長く使っていただくために」に掲載しています。手順や注意事項を省かずに確認してください。冷凍便で届いた器は、常温に戻してから扱います。器を直接火にかけることはできません。
記事の写真は器とふたの見本です。目止めや仕込みを実演した写真ではありません。
当店の仕込み器:ふだんの洗い方としまい方
当店の仕込み器は、やわらかいスポンジで手洗いし、よく乾かしてからしまいます。次の案内は、この仕込み器のためのものです。
- 洗うとき:食器用の中性洗剤と、やわらかいスポンジを使います。クレンザーは使わないでください。
- 一緒に洗うもの:金物やかたい食器とは分けて洗うことをおすすめしています。
- つけ置き:長く水につけたままにすることは控えてください。
- しまうとき:よくすすぎ、風通しのよいところで十分に乾かしてからしまいます。
- 漂白剤:当店の器ではおすすめしていません。気になる点は予約ページの案内をご確認ください。
細かな線や欠けが気になるときは、見た目だけで判断せず、ご使用前に当店へご相談ください。「手作りの違い」や「貫入(かんにゅう)」という言葉だけで、どんなひびも問題ないとは判断しないようにしましょう。
使えない家電と、冷凍庫から出したとき
この仕込み器は、電子レンジ・食器洗い乾燥機・オーブン・直火では使えません。冷凍保存には対応していますが、冷凍庫から出した器は、常温に戻してから洗ってください。取り出してすぐに熱いお湯をかけるなど、急な温度の変化を避けてください。
手洗いと乾燥の時間を、毎日の流れに組み込めるかも、器選びの一つの目安です。見た目だけでなく、使い始めの準備と日々の扱い方まで知ったうえでお選びいただければと思います。
使い始めとお手入れのよくある質問
当店の仕込み器について、目止め、食器洗い乾燥機、冷凍庫から取り出したあとの扱いをまとめます。詳しい手順と注意事項は予約ページをご確認ください。
目止めをすれば、色やにおいは移らなくなりますか?
完全に防げるわけではありません。当店の仕込み器では、目止めと日々のお手入れをおすすめしています。手順は予約ページの案内をご覧ください。
当店の仕込み器は食洗機で洗えますか?
食器洗い乾燥機では使えません。食器用の中性洗剤とやわらかいスポンジで手洗いしてください。
冷凍庫から出して、すぐに洗えますか?
当店の仕込み器は、常温に戻してから洗ってください。ほかの器は、その器の案内を優先してください。
「糀を仕込む、島の器」の先行予約
使い始めの目止めの手順とふだんのお手入れ、器のみと仕込みセットの違い、お届け予定を予約ページでご覧いただけます。
ご予約時にお支払いいただく事前決済です。お客様都合による決済完了後のキャンセルは、原則としてお受けしておりません。例外を含む条件は、予約ページの「ご予約の前に」でご確認ください。
参考にした情報
- 壺屋焼窯元 育陶園公式「やちむんについて」
- 陶芸工房ふじ公式・器の取り扱い案内
- 当店の器の仕様・予約条件:仲宗根糀家「糀を仕込む、島の器|仲宗根糀家オリジナルやちむん|先行予約・第1弾」(本文の予約ページ)



