ふちゃぎの作り方|十五夜に供える沖縄餅と小豆を潰さないコツ

ふちゃぎの作り方|十五夜に供える沖縄餅と小豆を潰さないコツ

十五夜に供えるふちゃぎは、蒸したもち生地にゆで小豆をまぶした、沖縄の素朴な行事菓子です。もち粉と小豆、少しの塩があれば、家庭の鍋と蒸し器でつくれます。旧暦8月15日ごろの十五夜に月を眺めながらいただく風習として、沖縄では今も家庭で作られています。

この記事の要点

  • もち粉の生地を蒸してゆで小豆をまぶす、材料3つのシンプルなお菓子
  • 小豆は潰さず粒のまままぶすのが仕上がりの分かれ目
  • 砂糖の代わりに糀の糖を使うと、やさしい甘さの甘ふちゃぎに

ふちゃぎ(吹上餅)とは?十五夜に供える沖縄の行事菓子

ふちゃぎ(吹上餅)とは、蒸したもち生地にゆで小豆をまぶした沖縄の行事菓子です。旧暦8月15日ごろの十五夜に、沖縄の家庭で供えられてきました。

本州の月見団子とは違い、丸めた生地に小豆をまとわせるのが沖縄らしいところです。沖縄の麹文化についてくわしく知りたい方は沖縄における麹の歴史と食文化もあわせてご覧ください。

糀の糖|仲宗根糀家

この記事で使っている糀の糖

糀の糖

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材料ともち粉の配合の目安

ふちゃぎの生地は、もち粉と水を練ってつくります。目安はもち粉200gに対して水180ml前後、仕上げにまぶすゆで小豆は200g、塩ひとつまみが基本の配合です。

材料の目安(生地8個分)

  • もち粉:200g
  • :180ml前後(様子を見て調整)
  • ゆで小豆(無糖):200g
  • :ひとつまみ

ふちゃぎの作り方|蒸すまでの手順

ふちゃぎの生地は、もち粉を練って蒸し、仕上げに小豆をまぶすだけのシンプルな工程です。生地を練る、成形する、蒸す、小豆を準備する、まぶす、の5ステップで仕上がります。

  1. 生地を練る:もち粉200gに水180mlを少しずつ加えながら練り、耳たぶくらいの柔らかさにまとめます。
  2. 成形する:生地を8等分にし、俵形または小判形に丸めます。
  3. 蒸す:蒸気の上がった蒸し器にクッキングシートを敷き、生地を並べて15〜20分蒸します。表面が透き通ったら蒸し上がりの目安です。
  4. 小豆を準備する:ゆで小豆200gに塩ひとつまみを加え、軽く混ぜておきます。
  5. まぶす:蒸し上がった生地の粗熱を取り、表面を水にさっとくぐらせてから、小豆を潰さないように優しくまぶして完成です。

小豆を潰さずまぶす、これだけのコツ

小豆は潰さず粒のまままぶすのが、ふちゃぎ最大のポイントです。潰れると生地に張り付きすぎて、食感が重くなります。

生地の粗熱を取ったら、表面を水にさっとくぐらせてから小豆をのせるようにまぶすと、粒がきれいに付いて煮崩れも防げます。熱いうちにすぐまぶすと小豆が生地に沈み込みやすいので、少し置いてから作業するのがコツです。

甘さがほしいときは「糀の糖」で|脱砂糖の甘ふちゃぎ

甘いふちゃぎを作りたいときは、砂糖の代わりに糀の糖を使うと、やさしい甘さに仕上がります。糀の糖は米糀をじっくり煮詰めてつくる甘味料で、砂糖を使っていません。

ゆで小豆200gに糀の糖を大さじ2〜3杯ほど加えて軽く煮からめると、優しい甘みの小豆になります。生地の配合は基本のふちゃぎと同じで大丈夫です。仲宗根糀家は沖縄で黄麹をつくる数少ない作り手で、糀の糖もこの黄麹からつくった米糀を煮詰めて仕込んでいます。糀の糖の使い方は、みりんや砂糖の置き換えとしてほかの料理にも活用できます。

比べる点 基本のふちゃぎ(塩) 甘ふちゃぎ(糀の糖)
小豆の下味 塩ひとつまみ 糀の糖 大さじ2〜3
甘さ ほとんどなし(素朴な塩味) やさしい甘さ
向いている場面 お供え・お茶請け おやつ・甘いもの好きな方に

このレシピで使った糀の糖

米糀をじっくり煮詰めてつくる甘味料で、砂糖は使っていません。製造上どうしても火を入れているため、仲宗根糀家では冷凍でお届けしています。甘いお菓子に使うときは、この大さじ2〜3杯を目安にしています。

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保存方法と日持ちの目安

ふちゃぎは日持ちがしないお菓子なので、作った当日から翌日中に食べ切るのが基本です。冷蔵する場合は乾燥を防ぐため、ラップでぴったり包んでください。

多めに作って冷凍したいときは、小豆をまぶす前の生地の状態でひとつずつラップに包み、冷凍庫で保存すると1ヶ月ほどが目安です。食べる際は自然解凍してから蒸し直すと、作りたてに近い食感に戻ります。小豆は冷凍に向かないため、食べる直前にまぶすのがおすすめです。

この記事で使う糀

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十五夜の食卓に、糀の甘みを

砂糖を使わず、米糀からつくる自然な甘さです。

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よくある質問

Q. ふちゃぎはいつ食べる行事ですか?

A. 十五夜(旧暦8月15日ごろ)に供え、そのままいただく沖縄のお菓子です。

Q. ふちゃぎと月見団子は違いますか?

A. はい、違います。ふちゃぎはもち生地にゆで小豆をまぶした沖縄独自のお菓子で、丸めた生地を積む本州の月見団子とは作り方も見た目も異なります。

Q. 小豆は市販のゆで小豆でもいいですか?

A. はい、市販の無糖のゆで小豆を使えば手軽に作れます。塩をひとつまみ加えると味が締まります。

Q. 生地が蒸し器やクッキングシートにくっつくときはどうすればいいですか?

A. 濡らしたクッキングシートを敷いてから生地をのせると、くっつきにくくなります。生地の表面に軽く水をつけるのも効果的です。

Q. 甘いふちゃぎを作るときの糀の糖の分量の目安は?

A. ゆで小豆200gに対して、糀の糖を大さじ2〜3杯ほど加えて軽く煮からめるのが目安です。生地の配合は基本のふちゃぎと同じで大丈夫です。

Q. ふちゃぎは冷凍できますか?

A. 小豆をまぶす前の生地であれば、ひとつずつラップに包んで冷凍できます。食べる際は自然解凍してから蒸し直すと、作りたてに近い食感に戻ります。

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