もずくの天ぷらをサクサクに仕上げるコツは、衣の配合ともずくの水切り、揚げる温度の3つです。衣は薄力粉と片栗粉を合わせて冷水でゆるく溶き、もずくはざるとキッチンペーパーでしっかり水気を切ってから衣にくぐらせます。170〜180度の油でさっと揚げれば、べたつきにくい軽い食感に仕上がります。この記事では、仲宗根糀家が衣の配合と手順を具体的にご紹介します。
目次
1. サクサクに揚がる衣の配合|生塩こうじを加える理由
2. もずくの下処理・水切りのコツ
3. 揚げる温度と時間の目安
4. 沖縄の天ぷらが「おかず」として親しまれてきた背景
5. 作り置き・お弁当への活用
サクサクに揚がる衣の配合|生塩こうじを加える理由
天ぷらをサクサクに揚げるための衣は、水分と粉の量、そして混ぜ方が鍵になります。冷たい水を使い、粉と水を合わせたら泡立てるように混ぜず、粉っぽさが少し残る程度でとどめておくと、粘りが出すぎない軽い衣になります。
衣の配合の目安(もずく100gの場合)
- 薄力粉:100g
- 片栗粉:大さじ1
- 冷水:150ml
- 生塩こうじ:10g(小さじ2ほど)
生塩こうじは、もずく100gに対して10g程度をまぶし、衣にくぐらせる前に下味としてなじませておきます。米糀と食塩だけで仕込んだ生塩こうじには塩味に加えてほのかな旨みがあるので、天ぷら自体に味がつき、揚げたてはそのまま、時間が経ってからは塩を添える程度で食べやすくなります。糀を使った調味料の使い分けについては、塩こうじ・醤油こうじなど糀調味料の使い分けでも詳しく紹介しています。
もずくの下処理・水切りのコツ
もずくはぬめりの多い食材なので、下処理での水切りが仕上がりを大きく左右します。生もずくや塩蔵もずくを使う場合は、まず流水で軽く洗い、塩蔵であれば真水に浸けて塩抜きをします。そのあとざるにあげて水気を切り、キッチンペーパーで包んで軽く押さえ、余分な水分をしっかり取り除きます。もずくのぬめりはフコイダンや食物繊維によるものと言われていて、このぬめりに水分が残ったままだと衣がなじみにくく、油はねの原因にもなります。食べやすいように3〜4センチほどの長さに切りそろえてから衣にくぐらせると、一口ごとの食感も均一になります。
揚げる温度と時間の目安
揚げ油の温度は170〜180度が目安です。衣の生地を少し油に落としてみて、中ほどまで沈んでからすぐに浮き上がってくるくらいが揚げどきのサインです。もずくを衣にくぐらせたら油に静かに入れ、1〜2分ほど揚げます。表面に浮いて全体がきつね色になったら取り出すタイミングです。
揚げるときに失敗しやすい点
- 油の温度が低い:衣が油を吸ってべたつくので170度以上を保つ
- 一度にたくさん入れる:油の温度が下がるので少量ずつ揚げる
- 触りすぎる:衣がはがれるので裏返しは1回程度にとどめる
沖縄の天ぷらが「おかず」として親しまれてきた背景
沖縄の天ぷらは、衣そのものにしっかり味がついていて、天つゆをつけずにそのまま食べるのが一般的だと言われています。おやつというよりお総菜の一品として、食卓やお弁当に並ぶことが多いのも沖縄らしいところです。もずくの天ぷらも、この「おかずとしての天ぷら」の延長線上にある一品です。
沖縄は泡盛づくりに使われる黒麹・白麹の文化が根づいた土地で、食卓のための黄麹(きこうじ)を手がける作り手は今も多くありません。仲宗根糀家は、その黄麹で生塩こうじや米糀などを那覇市国場の工房で仕込んでいます。麹の違いについては黄麹と黒麹・白麹の違いで、沖縄と麹の関わりについては沖縄における麹の歴史と食文化で詳しく紹介しています。沖縄の発酵食品全般については沖縄の発酵食品|豆腐よう・泡盛・糀調味料もあわせてご覧ください。
作り置き・お弁当への活用
もずくの天ぷらは、粗熱を取ってからお弁当に詰めると持ち運びやすいおかずになります。揚げたては網やバットの上に重ならないように広げて冷ますと、蒸気がこもりにくくサクサクが長持ちします。食べる前に温め直すときは、電子レンジよりオーブントースターの方が衣の食感が戻りやすいのでおすすめです。
だしを効かせた汁物やちゃんぷるーなど、沖縄の食卓にはおかずを支えるだしの文化もあります。沖縄の出汁文化と「合わせだし」入門も参考にしてみてください。
もずくを天ぷら以外の形でも楽しみたいときは、沖縄県産もずくを米糀で発酵させた「モズクの王様」という飲むもずく甘酒もあります。天ぷらとはまた違う形で、もずくを毎日の食卓に取り入れたい方はこちらもどうぞ。
あわせて読みたい もずく天ぷら以外にも、糀を使ったおかず作りに役立つ内容はこちらです。にんにく麹の作り方と使い方、麹(こうじ)とは?、麹菌とカビの違いもあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. もずく天ぷらの衣がべちゃっとするのはなぜですか?
A. 主な原因はもずくの水切り不足と衣の混ぜすぎです。もずくの水気をしっかり切り、衣は粉っぽさが少し残る程度で混ぜ終えると、サクサクとした食感に近づきます。
Q. 生塩こうじを衣に入れると味が濃くなりすぎませんか?
A. もずく100gに対して10g程度であれば、塩味が強くなりすぎることはなく、下味としてほのかな塩味と旨みが加わる程度です。揚げたてはそのまま、時間が経ったら塩や薬味を添えて調整すると食べやすくなります。
Q. 冷めても衣をサクサクに保つにはどうすればいいですか?
A. 揚げたては網やバットの上に重ならないように広げて冷ますと、蒸気がこもりにくくサクサクが長持ちします。食べる直前に温め直す時は、電子レンジよりオーブントースターを使うと衣の食感が戻りやすくなります。
お得な情報とレシピを、お手元に
仲宗根糀家の新商品・季節のお知らせ・糀のレシピを、LINEとメールでお届けします。
\ LINE登録で5%OFFクーポン /
ご登録でオンラインショップで使える5%OFFクーポンをプレゼント。ほかのクーポンとも併用できます。新商品やイベントの情報もお届けします。
LINEで5%OFFクーポンを受け取るメールで受け取る(週に1通)
糀のある暮らしのヒントや、新商品・季節のお知らせをメールでお届けします。登録は無料、いつでも解除できます。


