発酵

沖縄の発酵食材と食物繊維のある食卓|もずく・麹・島の食文化と毎日のレシピ

沖縄の発酵食材と食物繊維のある食卓|もずく・麹・島の食文化と毎日のレシピ

毎日の食事に発酵食品や食物繊維を取り入れたい――そんな方が増えています。沖縄には、発酵文化と海の恵みが息づく食材が身近にあり、無理なく続けやすいのが魅力です。この記事では、もずく・甘酒・塩こうじ・まぜとこを「毎日どう取り入れるか」に絞って、買い置きのコツや火を使わない簡単レシピまでご紹介します。沖縄で糀づくりを続ける仲宗根糀家がお届けします。

※本記事は一般的な食生活・食文化の情報をお伝えするものです。特定の効果・効能をお約束するものではありません。

発酵食品と食物繊維のある食卓

日々の食事に発酵食品食物繊維を取り入れた献立は、昔から食卓で親しまれてきた組み合わせです。沖縄の食材は、この2つを自然に取り入れやすいのが魅力。むずかしく考えず、「いつものごはんに一品足す」感覚で続けられます。

沖縄には、泡盛づくりに使われる黒麹、琉球王朝の珍味として知られる豆腐ようなど、古くから発酵が息づいてきました。そうした島の発酵の食文化をくわしく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

もっと知りたい方へ 豆腐よう・泡盛・糀調味料など、沖縄の発酵食品の背景は沖縄の発酵食品|豆腐よう・泡盛・糀調味料を知るでまとめています。

取り入れたい沖縄の発酵食材4つ

まずは、毎日の食卓に取り入れやすい4つをご紹介します。それぞれ「どう使うか」まで具体的にお伝えします。

もずくを米糀で発酵させた発酵ドリンク モズクの王様

食材1 もずく(食物繊維が豊富)

沖縄の海の恵み・もずくは、独特のぬめりが特長。このぬめりはフコイダンや食物繊維によるものとされます。クセが少なく、酢の物・スープ・卵料理など、何にでも合わせやすいのが魅力です。

取り入れ方 味付けなしのもずくを用意しておけば、器に入れてだしを注ぐだけで一品に。卵焼きに混ぜたり、しょうゆで軽く煮て佃煮風にしても。

当店の「モズクの王様」は、沖縄県産もずくを米糀で発酵させた発酵ドリンク。解凍してそのまま、甘酒感覚で飲めます。1日150〜200mlを目安にどうぞ。

米麹甘酒(酵素甘こうじ)

食材2 甘酒(米と糀の発酵飲料)

米麹からつくる甘酒は、砂糖を加えなくても米と糀の甘みが生まれる飲みもの。当店の「酵素甘こうじ」も、そのまま飲める甘酒です。名前の「甘こうじ」は、創業者が「米+麹(糀=米へんに花)」の甘みを伝えたいと名づけたものです。

取り入れ方 朝の一杯にそのまま。冷やしても、豆乳や炭酸で割ってもおいしくいただけます。料理の自然な甘み付けにも使えます。

食材3 塩こうじ(塩の代わりに使える発酵調味料)

塩こうじは、塩の代わりに使える発酵調味料。肉や魚を漬けたり、野菜を和えたり、炒め物の味付けにも。塩けを糀のうまみで補えるので、いつもの料理がやさしい味わいになります。

取り入れ方 肉100gに塩こうじ小さじ1が目安。漬けて焼くだけでしっとり仕上がります。きゅうりや大根を和えれば、火を使わない副菜にも。

おから発酵調味料まぜとこ

食材4 まぜとこ(発酵大豆おから調味料)

大豆とおからを発酵させた発酵調味料。ごはんや野菜に混ぜるだけで、食物繊維と発酵を一度に楽しめます。那覇市長賞をいただいた一品です。

取り入れ方 あたたかいごはんにのせるだけ。冷奴、蒸し野菜、卵かけごはんに混ぜても手軽です。

1日の取り入れ方(例)

時間 メニュー例
甘酒(酵素甘こうじ)を1杯。豆乳で割っても。
もずく酢を小鉢で1品(または「モズクの王様」をグラス1杯)
塩こうじで漬けた魚+まぜとこをのせたごはん

ポイント 「全部やる」必要はありません。まずは1日1品、続けられるものから始めるのがコツです。

切らさない「買い置き」のコツ

発酵食材を使った食習慣が続かない理由の多くは「切らしてしまうこと」。買い置きしやすいのも沖縄の食材の魅力です。食材ごとの保存のコツをまとめました。

  • もずく:塩蔵タイプなら冷蔵で長く保存しやすく、使う分だけ塩抜きして。味付けなしのパックや冷凍タイプも常備しておくと、あと一品に便利です。
  • 甘酒(甘こうじ):飲み切りやすい量を冷蔵に。製氷皿で凍らせておけば、スムージーや料理の甘み付けにいつでも使えます。
  • 塩こうじ:開封後は冷蔵で。小さじ単位で使うので、冷蔵庫の「手前」の定位置に置くのがコツです。
  • まぜとこ:ごはんのお供に一瓶。目に入る場所にあると、自然に使う回数が増えます。

続けるコツ しまい込まず「目に入る場所に置く」だけで、使う回数はぐっと増えます。

火を使わない簡単レシピ4品

レシピ1:もずくと甘こうじの即席スープ

1 もずく(味付けしていない市販のもの)適量を器に入れる

2 だし(またはお湯+少量のしょうゆ)を注ぐ

3 お好みで甘こうじ(甘酒)少々で自然な甘みをプラス

火を使わず1分。忙しい朝にもおすすめです。

レシピ2:まぜとこ和えキャベツ

1 キャベツ2〜3枚をざく切りにし、耐熱袋で軽くもむ

2 まぜとこと塩こうじを大さじ1加えて全体に和える

3 5分なじませたら完成。お好みでごまをひと振り

発酵調味料と野菜の食物繊維が一皿でとれる、当店スタッフの定番副菜です。きゅうりや蒸しなすでも美味しく作れます。

レシピ3:塩こうじのきゅうり浅漬け

1 きゅうり1本を乱切り(または大根を薄切り)にし、保存袋に入れる

2 塩こうじ小さじ2を加え、袋の上から軽くもむ

3 冷蔵庫で15〜30分なじませたら完成。箸休めやお弁当にも

火を使わず、切って漬けるだけ。塩の代わりに塩こうじを使うだけで、いつもの浅漬けがやさしい味わいになります。

レシピ4:甘こうじの豆乳割り

1 グラスに甘こうじ(甘酒)大さじ2を入れる

2 冷たい豆乳(または牛乳)150mlを注ぐ

3 よく混ぜて完成。お好みでシークヮーサーを少し搾っても

砂糖を使わず、糀の甘みだけで仕上がる一杯。アレンジは冷やし甘酒アレンジもあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. 何から始めるのがおすすめ?

A. いちばん手軽なのは「朝の甘酒1杯」か「昼のもずく酢1品」。買い置きできて調理不要なものから始めると続きます。

Q. 「甘こうじ」とはどんな飲み物ですか?

A. 米と糀からつくる甘酒です。砂糖を使わなくても、米と糀から自然な甘みが生まれます。当店の「酵素甘こうじ」は、そのまま飲める甘酒。飲み方は甘酒の飲み方ガイドでくわしく紹介しています。

Q. もずく酢が苦手です。

A. 酢が苦手な方は、スープや味噌汁に入れるのがおすすめ。ぬめりが汁に溶けて食べやすく、加熱しても手軽に取り入れられます。

Q. どのくらい続ければいい?

A. 食生活は毎日の積み重ねです。「効果を試す」というより、美味しいから続く形(好みの食材・レシピ)を見つけることをおすすめします。

長寿の島の知恵と仲宗根糀家

沖縄は世界的にも食と健康への関心が高い地域として知られています。仲宗根糀家は、その風土が育んだ糀・発酵の文化を受け継ぎ、「ぬち=命」を大切に、無添加のものづくりを続けています。毎日の食卓に、島の発酵の恵みを。

あわせて読みたい:塩こうじの使い方ガイド甘酒の飲み方ガイドもずくの食べ方ガイド

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