塩麹が焦げる理由と焦がさない焼き方

塩麹が焦げる理由と焦がさない焼き方

塩こうじで下味をつけた肉や魚が焦げやすいのは、米糀由来の糖分が加熱でカラメル化しやすいためです。塩や醤油だけの下味に比べて色づきが早いので、強火のまま焼くと中まで火が通る前に表面だけ真っ黒になってしまいます。弱火でじっくり、フタをして蒸し焼きに、そして焼く直前に表面の塩こうじを軽く拭き取る。この3つを意識するだけで、香ばしくふっくらと焼き上げられます。

なぜ塩こうじは焦げやすいのか

塩こうじは、米糀の酵素(アミラーゼ)がお米のでんぷんを分解してできたブドウ糖などの糖分を豊富に含んでいます。糖分は熱を加えると茶色く色づく「カラメル化」を起こしやすく、さらに肉や魚のたんぱく質(アミノ酸)と反応する「メイラード反応」も加わるため、塩や醤油だけの下味に比べて早い段階で焦げ色がついてしまいます。

これは失敗というより、塩こうじならではの香ばしさやコクにつながる反応でもあります。ただし火加減や焼き方を工夫しないと、中まで火が通る前に表面だけ黒く焦げてしまうので注意が必要です。仲宗根糀家の生塩こうじは加熱処理をしていない生の状態でお届けしているため、糀の酵素や糖分の働きがしっかり残っているのも特徴です。加熱処理済みの塩こうじとの違いは生塩麹とは?加熱処理済みとの違いで詳しく解説しています。糖分が多いぶん、焼くときは次の3つのコツを意識すると失敗しにくくなります。

生塩こうじ|仲宗根糀家

この記事で使っている生塩こうじ

生塩こうじ

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焦がさない焼き方の3原則

焦がさない焼き方の3原則

  • 弱火でじっくり焼く:強火や中火ではなく、弱火〜弱めの中火にかけて焼きます。塩こうじは糖分による色づきが早いため、火力が強いと表面だけ先に焦げて、中が生焼けになりがちです。
  • フタをして蒸し焼きにする:フライパンにフタをすると、表面に直接強い熱が当たり続けるのを防ぎながら、水分と熱で中までじっくり火を通せます。厚みのある肉や魚には特に有効です。
  • 焼く前に表面の塩こうじを軽くぬぐう:漬け込みに使った塩こうじの糀粒は、そのままだと特に焦げやすい部分です。焼く直前にキッチンペーパーなどで表面の糀粒をひと拭きしておくと、下味の風味は残しつつ焦げ付きを抑えられます。焼いている途中でフライパンに残った漬け汁が焦げてきたら、その都度拭き取るのもコツです。

調理器具別の焼き方のコツ

同じ塩こうじ料理でも、使う調理器具によって焦げやすさや対策のポイントが変わります。

調理器具 焦がさないコツ
フライパン 弱火〜弱めの中火にかけ、フタをして蒸し焼きに。途中でキッチンペーパーなどでフライパンに残った漬け汁や糀の粒を拭き取ると焦げ付きにくくなります。
魚焼きグリル・トースター 火力が強く出やすいので、アルミホイルを敷いてから焼き、表面が色づいてきたら火を弱めるかホイルをふんわりかぶせて仕上げます。
オーブン 予熱は控えめの温度に設定し、焼き色がついてきたらアルミホイルをかぶせて、そのまま中まで火を通します。

食材別に見る焼き方の注意点

唐揚げ

衣をつけて高温の油で揚げるため、糖分による色づきが特に早く出ます。最初から高温にせず、やや低めの温度から揚げ始めて最後に温度を上げると、中まで火を通しながら焦げを防げます。漬け込み時間や揚げ方の分量は塩麹唐揚げの作り方で詳しく紹介しています。

魚の漬け焼き

皮目や身の薄い部分は特に焦げやすい場所です。魚焼きグリルなら弱めの火加減とアルミホイル、フライパンならクッキングシートを敷くと、身が崩れにくく焦げ付きも抑えられます。漬け時間の目安は塩麹で魚の漬け焼きで解説しています。

鶏ハム

しっとり仕上げるために表面を焼き固める工程がある場合は、強火にせず短時間で色をつける程度にとどめるのがポイントです。作り方の手順は塩麹でつくる鶏ハムを参考にしてください。

この記事で使う糀

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米糀と塩だけで仕込んだ生塩こうじ

加熱処理をしていない、酵素の働きが残った塩こうじです。手づくりに挑戦したい方には生米こうじもおすすめです。

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よくある質問

Q. 塩こうじが焦げやすいのはなぜですか?

A. 塩こうじには米糀の酵素がお米のでんぷんを分解してできた糖分が多く含まれているため、加熱するとカラメル化しやすく、塩や醤油だけの下味に比べて早く焦げ色がつきます。

Q. 塩こうじで焼くときに焦がさないコツは?

A. 弱火でじっくり焼く、フタをして蒸し焼きにする、焼く前に表面の塩こうじを軽く拭き取る、の3つを意識すると焦げ付きを抑えられます。調理器具によっても火加減の調整方法が変わります。

Q. 焼いている途中で焦げそうになったらどうすればいいですか?

A. 火を弱めるか、フライパンならフタをして蒸し焼きに切り替えます。グリルやオーブンならアルミホイルをかぶせると、それ以上焦げるのを防ぎながら中まで火を通せます。

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