沖縄の重箱料理「うさんみ」は、清明祭(シーミー)でご先祖に供えたのち、墓前で分け合っていただく行事料理です。
うさんみの意味と、清明祭で重箱を囲む理由、代表的な中身をまとめました。
沖縄の行事食に触れてみたい方に向けた内容です。
うさんみ(御三味)とは沖縄の重箱料理
うさんみ(御三味)とは、天・地・海でとれた食材を使った惣菜を重箱に詰め、先祖や神様へ供える沖縄の行事料理です。
重箱の中に、天・地・海それぞれでとれた食材の惣菜を詰めるのが特徴です。
沖縄観光コンベンションビューローのお供え物の解説でも、清明祭や旧盆などに用いられる料理として紹介されています。
清明祭(シーミー)に重箱を囲む理由
清明祭(シーミー)は、二十四節気の清明の頃に、沖縄本島中南部を中心に行われる祖先供養の行事です。
沖縄県公文書館の資料でも、清明祭は祖先供養のまつりとして紹介されています。
清明祭では、門中(一族)が先祖代々の墓に集まります。
各家庭が持参した重箱料理やお酒、花を墓前に供え、そのあと皆で分け合っていただくのが清明祭の流れです。
うさんみの重箱に入る代表的な品目
うさんみの重箱には、かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、豚の三枚肉などが代表的な品目として詰められます。
うさんみの代表的な品目
- かまぼこ
- 揚げ豆腐
- 天ぷら
- 田芋
- 昆布
- ごぼう
- こんにゃく
- 豚の三枚肉(豚のバラ肉)
品目や品数は家庭や地域によって違いがあり、必ずしも同じ組み合わせとは限りません。
重箱料理と仲宗根糀家の麹づくり
行事料理を一度に仕込む日は、普段の献立にも使える調味料があると準備を考えやすくなります。仲宗根糀家の生塩こうじは、肉や魚の下味に使える仕込み済みの調味料です。伝統的な重箱の組み方や味付けは家庭ごとに大切にしながら、日々の料理で取り入れられるところから試してみてください。
沖縄の発酵食品や麹の歴史、だし文化については、次の記事でも詳しく紹介しています。
沖縄の発酵食品|豆腐よう・泡盛・糀調味料、沖縄における麹の歴史と食文化、沖縄の出汁文化と「合わせだし」入門で、麹や発酵にまつわる沖縄の食文化を取り上げています。
生塩こうじや生醤油こうじは、行事の日の一品づくりにも使っていただけます。
あわせて読みたい 重箱に入れる料理を麹調味料で仕込みたい方にはシーミー・旧盆の重箱料理|沖縄の行事食を糀調味料で仕込むもあります。
沖縄の行事に合う汁物をお探しの方にはソーキ汁の作り方|生塩こうじで下味、沖縄の澄まし汁を家庭でもどうぞ。
下味と仕上げを、普段の料理でも使い分ける
仕込み済みの生塩こうじは下味や塩味づけに、生醤油こうじは煮物や炒め物の醤油代わりに使えます。調味料を手作りする工程を省き、本文の料理から取りかかれます。残りも日々の献立に使う予定を立ててみてください。
沖縄の仲宗根糀家が、米糀と食塩で仕込む生塩こうじです。麹の酵素を料理に生かすため、仕上げた製品を加熱殺菌せず、保存のための酒精も加えず、すぐに冷凍しています。冷凍でも固まらず、必要な分だけ取り出せます。
送料別。お届け先・箱サイズにより異なります。送料表で確認できます。価格・商品情報は商品ページでご確認ください。
生塩こうじ 280gの使い方・容量・原材料を見る別の用途・味も比べるなら:生醤油こうじ 280g
沖縄で黄麹(きこうじ)を専門に作っている会社・仲宗根糀家です。那覇市国場の工場で、米糀・甘酒・塩こうじなどを仕込んでいます。うさんみや清明祭のような沖縄の行事食文化にも、これからも触れていきます。
重箱の詰め方や品数は、地域や家庭、供える行事によって異なります。代表例をそのまま唯一の決まりとせず、家族や地域で受け継いできた形を確かめながら準備することが大切です。この記事では、確認できた公的資料の範囲で共通点を整理しています。
品数だけでなく、誰に供える重箱かを確認する
初めて準備するときは、料理を九種類そろえることから始めるより、何の行事で、どの家や門中の形に合わせるかを先に聞きます。同じ料理でも、お祝いと法事ではかまぼこの色や昆布の形、詰め方などの扱いが異なることがあります。写真一枚を唯一の正解にしないことが大切です。
おきなわ物語のお供え物の基本では、料理の重箱に加えて餅の重箱も紹介されています。九品の例にはカステラかまぼこも含まれます。料理だけを注文すればすべてそろうと思わず、お餅やその他のお供えが必要かも確認しましょう。
初めて重箱を用意する人の、買い物前の確認表
| 先に決めること | 確認しておく内容 |
|---|---|
| 集まる日と人数 | 供える分と、食事をする人数を分けて確認する |
| 家で作るもの | 引き受ける料理、必要量、容器の大きさを決める |
| お店に頼むもの | 行事の用途・品目・餅の有無・受取日時を伝える |
| 持ち運び | 移動時間と保冷方法、到着後の置き場所を考える |
家族で分担するときは、「煮物を作る」だけでなく、昆布なのかごぼうなのか、何人分を持っていくかまで決めておくと重複を減らせます。重箱の数が決まっていても、集まる人数によって食事の用意は変わります。供える量と食べる量を同じものとして数えないようにします。
料理を詰める前に、持ち運びの時間も考える
屋外で囲むことがある重箱は、仕上げてから食べるまでの時間も大切です。料理は十分に加熱し、適切に冷ましてから清潔な容器へ。温かい料理を詰めたまま長時間持ち歩いたり、直射日光の下へ置いたりしないようにします。購入品はお店が指定する保管温度と期限を守ってください。
取り分けには清潔な箸を使います。大人数が同じ料理を囲む場合は、一度にすべてを食卓へ出さず、保冷できる分を分けておく方法もあります。食べ残した料理を長時間持ち帰って、再加熱すれば大丈夫と判断しないことも大切です。
行事の味と、普段の料理の工夫を分けて楽しむ
家族が受け継いでいる味付けを、無理に麹調味料へ変える必要はありません。まずは行事料理を準備する流れを知り、日常の肉や魚の下味で塩こうじを試すところからでも十分です。使い慣れた調味料があるなら、その使い方を大切にしてください。
仲宗根糀家の生塩こうじは仕込み済みです。行事の前に調味料を発酵させる工程を増やさず、使う量を量るところから始められます。ただし塩と同じ量で置き換えるものではありません。料理の配合全体で味を調整し、行事が終わった後も普段の献立へ使う予定を立てて選びましょう。
よくある質問
Q. うさんみ(御三味)とは何ですか?
A. 天・地・海でとれた食材を使った惣菜を重箱に詰め、先祖や神様へ供える沖縄の行事料理です。
Q. 清明祭(シーミー)はいつ行われますか?
A. 二十四節気の清明の頃に行われます。集まる日は門中や家庭ごとに確認してください。
Q. 清明祭では誰が集まりますか?
A. 門中(一族)が先祖代々の墓に集まります。
Q. 清明祭の墓前では何をしますか?
A. 重箱料理やお酒、花を供えたあと、皆でその料理を分け合っていただきます。
Q. うさんみの重箱にはどんな料理が入りますか?
A. かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、豚の三枚肉などが代表的な品目です。品目や品数は家庭や地域によって違いがあります。
Q. 三枚肉とはどんな料理ですか?
A. 豚のバラ肉のことで、うさんみの重箱にも代表的な品目として入ります。
Q. 仲宗根糀家では重箱料理に使える調味料はありますか?
A. 那覇市国場の工場でつくる生塩こうじ・生醤油こうじは、下味や炒め物、煮物などにお使いいただけます。
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