甘酒と甘こうじ(甘糀)の違いとは?原料・用途・使い方を解説

甘酒と甘こうじ(甘糀)の違いとは?原料・用途・使い方を解説

「甘酒」と「甘こうじ(甘糀)」。どちらも米こうじから生まれる甘い発酵食品で、その違いを言葉にするのは意外とむずかしいものです。一般には「甘こうじ(甘麹)=米こうじの甘みを引き出した素で、調味にも使えるタイプ」「甘酒=それを飲みやすく整えた飲み物」と区別されることが多いです。ただし呼び名や仕立ては作り手によってさまざまで、仲宗根糀家の「酵素甘こうじ」は、名前こそ甘こうじですが、中身は非加熱・ノンアルコールの“飲む甘酒”です。この記事では、甘酒と甘こうじ(甘麹)の一般的な違いを原料・仕立て・用途の面から整理しつつ、当社の甘こうじがなぜ「甘酒」なのかまでご説明します。

まず結論:甘酒と甘こうじ(甘糀)の違い

先に結論からお伝えします。甘酒 甘麹 違いを一般的に言えば、分かれ目は「仕立てと用途」です。同じ米こうじから生まれるものの、甘こうじ(甘糀)は水分を控えめにして甘みを引き出した“素”に近い状態、甘酒はそれを飲みやすく整えた飲み物、と整理すると分かりやすくなります。

ざっくり言うと

一般的な甘こうじ(甘麹):米こうじの甘みを引き出した素。甘みがしっかりで、調味にも使われる
甘酒:飲みやすく整えた飲み物。米こうじ由来と酒粕由来がある
仲宗根糀家の酵素甘こうじ:名前は甘こうじでも、中身は非加熱・ノンアルコールの“飲む甘酒”

呼び方の面では、地域や商品によって「甘麹」「甘糀」「あまこうじ」など表記の揺れがあり、指しているものも作り手によって少しずつ違います。そして大切なのが、仲宗根糀家の酵素甘こうじは、名前は甘こうじでも中身は“飲む甘酒”で、濃縮タイプではないという点です。この理由は、第7章「仲宗根糀家の酵素甘こうじは『甘酒』です」で詳しくお伝えします。

甘こうじ(甘糀)とは?

甘こうじ とは、米こうじ(蒸した米に麹菌を繁殖させたもの)を、温度を保ちながらじっくり糖化させて甘みを引き出した発酵食品です。米こうじが持つ働きによって、米のでんぷんがブドウ糖などの糖に分解され、砂糖を加えなくても自然な甘さが生まれます。この糖化の過程で、やさしくしっかりした甘みになるのが特徴です。

一般的な甘こうじは水分を多く加えずに仕上げるため甘みがしっかりしており、そのまま少しずつ味わうだけでなく、料理の甘み付けやドレッシング、ヨーグルトやドリンクに合わせるなど、調味料的にも幅広く使える点が魅力です。一方で、仲宗根糀家の「酵素甘こうじ」は、加熱していない生・非加熱で仕上げ、こうじ由来の風味をそのまま楽しめる“飲む甘酒”として仕立てているのがひとつの個性です(詳しくは第7章)。

なお、当社の甘こうじには砂糖・添加物を加えていません。甘さはあくまで米こうじの糖化によるものです。原料や製法がシンプルなぶん、素材の味わいがそのまま出やすいのも、こうじ屋がつくる甘こうじの持ち味といえます。

甘酒とは?米こうじ由来と酒粕由来

甘酒は、日本で古くから親しまれてきた甘い飲み物です。実は甘酒には大きく分けて二つのタイプがあります。

甘酒の二つのタイプ

米こうじ由来:米こうじの糖化による自然な甘さ。一般的にアルコールを含まない
酒粕由来:酒粕を溶いて砂糖を加えるタイプ。ごく微量のアルコールを含む場合がある

米こうじ由来の甘酒は、砂糖を加えずとも米こうじの糖化によって自然な甘みが生まれるのが特徴です。仲宗根糀家が扱う甘酒はこの米こうじ由来で、ブドウ糖やオリゴ糖、アミノ酸などが含まれています(成分の事実として記載しています)。米こうじ甘酒と酒粕甘酒の見分け方や選び方は、甘酒の選び方|米麹甘酒と酒粕甘酒の違いで詳しくまとめています。どちらが良い・悪いという話ではなく、由来によって味わいと性質が違う、と押さえておくと選びやすくなります。

一般的な違いは「水分・仕立て・用途」【比較表】

ここまでを踏まえて、甘酒 甘麹 違いの一般的なポイントを表で整理します。米こうじ由来という点では原料はほぼ共通で、分かれるのは「水分量」「仕立て」「主な使い方」です。

項目 一般的な甘こうじ(甘糀) 甘酒(米こうじ由来)
主な原料 米こうじ(+少量の水) 米こうじ・米・水
水分・仕立て 水分控えめの“素” 水分多めで飲みやすい
味わい 甘みがしっかり すっきり飲みやすい甘み
主な用途 調味・素として使う そのまま飲む

※生タイプの商品は冷凍でお届けし、解凍後は冷蔵で早めにお使いください。開封後はお早めにお召し上がりください。

ここが大切
この表はあくまで一般的な整理です。仲宗根糀家の酵素甘こうじは、名前は甘こうじでも“飲む甘酒”(右の列)にあたります。濃縮タイプではなく、そのまま飲めるように仕立てています。

生・非加熱と加熱タイプ/保存の注意

もうひとつ知っておきたいのが「加熱しているかどうか」です。市販の飲む甘酒は、常温で流通できるよう加熱殺菌されているものが多くあります。一方、仲宗根糀家の酵素甘こうじは生・非加熱で仕上げているため、こうじ由来の酵素が残っていると言われています。加熱をしていないぶん、保存には少し気を配る必要があります。

保存と扱いのポイント

要冷蔵:生・非加熱タイプは冷蔵庫で保存する
開封後は早めに:清潔なスプーンで取り分け、早めに使い切る
加熱調理も可:料理に使う際は加熱してもよいが、風味を活かしたい場合は仕上げに加えるのがおすすめ

加熱すると酵素の働きは穏やかになると一般的に言われていますが、味わいの面では加熱調理でも十分おいしく使えます。生のまま楽しみたいか、料理に溶け込ませたいかで、加えるタイミングを変えてみてください。

甘こうじ(甘糀)の使い方

甘こうじの魅力は、飲むだけでなく料理にも使える幅広さです。米こうじ由来のやさしい甘みを持つため、砂糖の代わりの甘み付けとして料理に少量加えるだけで、こうじならではの甘みとコクが加わります。

甘こうじの基本の使い方

  1. 甘み付けに:煮物や照り焼きの砂糖代わりに小さじ1〜2から加える
  2. ドレッシングに:酢・油・塩と合わせてまろやかな甘みをプラス
  3. ドリンクやおやつに:ヨーグルトや豆乳、スムージーに混ぜる
  4. 下味に:肉や魚に薄く塗ってしばらく置くと、甘みとコクがなじむ

砂糖のようにさっと溶けきる感覚とは少し違い、素材のうまみと重なって奥行きのある甘さになるのが特徴です。まずは普段お使いの砂糖の一部を甘こうじに置き換えるところから始めると、量の感覚がつかみやすいでしょう。糀調味料の甘こうじ・塩こうじ・醤油こうじの使い分けは、糀調味料の違いと使い分け早見表もあわせてどうぞ。

仲宗根糀家の酵素甘こうじは「甘酒」です

ここまでの説明だと、仲宗根糀家の酵素甘こうじも「調味料タイプの濃い甘こうじ」だと思われるかもしれません。ですが、当社の酵素甘こうじは、名前は甘こうじでも中身は非加熱・ノンアルコールの“飲む甘酒”です。濃縮タイプではなく、そのまま飲めるように仕立てています。

なぜ「甘酒」ではなく「甘糀」と名づけたのか。これは、創業者の仲宗根悦子が最初につくり始めた際に、「うちは糀屋で、社名にもあえて『麹』ではなく『糀』の字を使っている。だから甘酒ではなく甘糀のほうが、うちらしくていい」と考えて名づけたと伝えられています。つまり、蒸した米と米糀からつくったことを名前で伝えたい、という想いから生まれた呼び名なのです。

「糀」は米へんに花と書く、日本で生まれた字とされています。蒸した米に糀の花が咲いたように菌糸が広がる様子から生まれた、という説があります。字の由来や「麹」との違いは、「糀」米へんに花の読み方で詳しくご紹介しています。名前は甘糀でも、飲み物としての甘酒——それが仲宗根糀家の酵素甘こうじです。基本的には飲用目的でお楽しみいただき、もちろん料理にもお使いいただけます。

酵素甘こうじ(飲む甘酒)|沖縄・仲宗根糀家

酵素甘こうじ(飲む甘酒)|沖縄・仲宗根糀家

そのまま飲む甘酒として。料理の甘み付けにも。生・非加熱・無添加の一本を暮らしに。

酵素甘こうじはこちら

甘こうじ・甘酒の楽しみ方と商品案内

仲宗根糀家の酵素甘こうじは、冷たくしても温めても、そのまま飲む甘酒として楽しめます。お好みで水やお湯を少し加えて、濃さや温度を調整するのも自由です。飲むだけでなく、料理の甘み付けやドリンク作りにも使える一本です。

ゼロから甘酒を仕込みたい場合は、米こうじとお粥を合わせて炊飯器の保温で糖化させる方法が家庭では作りやすい定番です。作り方の詳しい手順は、関連記事炊飯器で甘酒の作り方でご紹介しています。手軽に楽しみたい日には、あらかじめ飲みやすく仕立てた飲み切りサイズの甘酒も便利です。忙しい朝や外出前など、そのまま一本で済むのは大きな魅力です。

仲宗根糀家は、沖縄・那覇市国場で黄麹づくりを続けるこうじ屋です。生・非加熱・無添加という素材の状態を大切にし、暮らしのシーンに合わせて選んでいただけるようラインナップを整えています。日々の甘酒として味わいたい方には「酵素甘こうじ」、沖縄らしい味を楽しみたい方には「酵素甘酒(シークヮーサー・トロピカルパイン)」、そのまま一本で飲み切りたい方には「毎日甘酒(150ml)」と、シーンで選んでいただけます。

毎日甘酒(150ml)|沖縄・仲宗根糀家

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用意する手間なく、そのまま一本。飲み切りサイズの米こうじ由来の甘酒。

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よくある質問

Q. 甘酒と甘こうじ(甘糀)は同じものですか?

A. 原料はどちらも米こうじが中心で近い関係にあります。一般には、甘こうじは水分控えめの“素”、甘酒はそれを飲みやすく整えた飲み物、と区別されます。ただし呼び名や仕立ては作り手によってさまざまで、仲宗根糀家の酵素甘こうじは、名前は甘こうじでも中身は非加熱・ノンアルコールの“飲む甘酒”です。基本的には飲用目的でご利用ください。

Q. 甘こうじはそのまま飲めますか?

A. 仲宗根糀家の酵素甘こうじは、そのまま飲める甘酒として仕立てています。冷たくしても温めても、お好みで楽しめます。なお一般的に甘みがしっかりした甘こうじは、水やお湯を加えると飲みやすくなり、ヨーグルトやドリンクに混ぜる使い方もおすすめです。

Q. アルコールは入っていますか?

A. 仲宗根糀家の甘こうじ・甘酒は米こうじ由来で、一般的にアルコールを含みません。なお、酒粕由来の甘酒はごく微量のアルコールを含む場合があるため、由来の違いにご注意ください。

Q. 保存方法と賞味期限は?

A. 生タイプの甘こうじは冷凍でお届けします。解凍後は冷蔵で早めにお使いください。開封後は清潔なスプーンで取り分け、お早めにお使いください。詳しい賞味期限は各商品ページの表示をご確認ください。

Q. 砂糖の代わりに料理へ使えますか?

A. はい。甘こうじは飲むだけでなく、甘み付けの調味料としても使えます。小さじ1〜2から加えて味を見てください。加熱調理にも使えますが、風味を活かしたい場合は仕上げに加えるとよいでしょう。

Q. 甘こうじ(甘麹)の飲み方は?

A. 仲宗根糀家の酵素甘こうじは、そのまま飲める「飲む甘酒」として仕立てているため、冷やしても人肌に温めてもそのままどうぞ。一般的な水分控えめの甘こうじの場合は、水やお湯で1.5〜2倍程度にのばすと飲みやすくなります。豆乳で割るアレンジも人気です。

Q. 甘こうじ(甘麹)には何が含まれていますか?

A. 米こうじ由来の甘酒には、糖化で生まれたブドウ糖のほか、オリゴ糖やアミノ酸などが含まれています(成分の事実としての記載です)。当社商品の栄養成分表示は、各商品ページとパッケージをご確認ください。

この記事で使う糀

酵素甘こうじ 仲宗根糀家

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