沖縄の重箱料理「うさんみ」は、清明祭(シーミー)でご先祖に供えたのち、墓前で分け合っていただく行事料理です。
うさんみの意味と、清明祭で重箱を囲む理由、代表的な中身をまとめました。
沖縄の行事食に触れてみたい方に向けた内容です。
うさんみ(御三味)とは沖縄の重箱料理
うさんみ(御三味)とは、天・地・海でとれた食材を使った惣菜を重箱に詰め、先祖や神様へ供える沖縄の行事料理です。
重箱の中に、天・地・海それぞれでとれた食材の惣菜を詰めるのが特徴です。
仲宗根糀家が確認した資料では、うさんみは清明祭(シーミー)で用いられる重箱料理として紹介されています。
清明祭(シーミー)に重箱を囲む理由
清明祭(シーミー)は、旧暦3月上旬、新暦ではおおむね4月5日ごろから約2週間の期間に、沖縄本島中南部を中心に行われる祖先供養の行事です。
沖縄県公文書館の資料でも、清明祭は祖先供養のまつりとして紹介されています。
清明祭では、門中(一族)が先祖代々の墓に集まります。
各家庭が持参した重箱料理やお酒、花を墓前に供え、そのあと皆で分け合っていただくのが清明祭の流れです。
うさんみの重箱に入る代表的な品目
うさんみの重箱には、かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、豚の三枚肉などが代表的な品目として詰められます。
うさんみの代表的な品目
- かまぼこ
- 揚げ豆腐
- 天ぷら
- 田芋
- 昆布
- ごぼう
- こんにゃく
- 豚の三枚肉(豚のバラ肉)
品目や品数は家庭や地域によって違いがあり、必ずしも同じ組み合わせとは限りません。
重箱料理と仲宗根糀家の麹づくり
仲宗根糀家は、那覇市国場の工場で麹調味料をつくる沖縄の発酵食品メーカーです。
沖縄の発酵食品や麹の歴史、だし文化については、次の記事でも詳しく紹介しています。
沖縄の発酵食品|豆腐よう・泡盛・糀調味料、沖縄における麹の歴史と食文化、沖縄の出汁文化と「合わせだし」入門で、麹や発酵にまつわる沖縄の食文化を取り上げています。
生塩こうじや生醤油こうじは、行事の日の一品づくりにも使っていただけます。
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沖縄の行事に合う汁物をお探しの方にはソーキ汁の作り方|生塩こうじで下味、沖縄の澄まし汁を家庭でもどうぞ。
沖縄で黄麹(きこうじ)を専門に作っている会社・仲宗根糀家です。那覇市国場の工場で、米糀・甘酒・塩こうじなどを仕込んでいます。うさんみや清明祭のような沖縄の行事食文化にも、これからも触れていきます。
重箱の詰め方や品数は、地域や家庭、供える行事によって異なります。代表例をそのまま唯一の決まりとせず、家族や地域で受け継いできた形を確かめながら準備することが大切です。この記事では、確認できた公的資料の範囲で共通点を整理しています。
よくある質問
Q. うさんみ(御三味)とは何ですか?
A. 天・地・海でとれた食材を使った惣菜を重箱に詰め、先祖や神様へ供える沖縄の行事料理です。
Q. 清明祭(シーミー)はいつ行われますか?
A. 旧暦3月上旬、新暦ではおおむね4月5日ごろから約2週間の期間に、沖縄本島中南部を中心に行われます。
Q. 清明祭では誰が集まりますか?
A. 門中(一族)が先祖代々の墓に集まります。
Q. 清明祭の墓前では何をしますか?
A. 重箱料理やお酒、花を供えたあと、皆でその料理を分け合っていただきます。
Q. うさんみの重箱にはどんな料理が入りますか?
A. かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、豚の三枚肉などが代表的な品目です。品目や品数は家庭や地域によって違いがあります。
Q. 三枚肉とはどんな料理ですか?
A. 豚のバラ肉のことで、うさんみの重箱にも代表的な品目として入ります。
Q. 仲宗根糀家では重箱料理に使える調味料はありますか?
A. 那覇市国場の工場でつくる生塩こうじ・生醤油こうじは、下味や炒め物、煮物などにお使いいただけます。


