スーパーに並ぶ味噌は、パッケージの名称欄と原材料表示を見るだけで、米みそ・麦みそ・豆みそのどれに当たるか、だしが入っているかどうかが分かります。この記事では、味噌選びで実際にチェックしたい表示のポイントを、保存方法や賞味期限の見方とあわせてご紹介します。毎日の味噌汁に使う味噌を選ぶときの参考にしてください。
味噌選びで見る3つのポイント
- 名称欄:米みそ・麦みそ・豆みそ・調合みそのどれかが表示されています
- 原材料表示:だし入りかどうか、風味原材料の有無を確認できます
- 保存方法・賞味期限の表示:開封後の保管方法と期限の目安が分かります
名称表示でわかる味噌の種類(米みそ・麦みそ・豆みそ)
味噌のパッケージの名称欄を見ると、米みそ・麦みそ・豆みそ・調合みそのどれに当たるかが分かります。
食品表示のルールでは、大豆に米こうじを加えて食塩と混ぜたものが米みそ、大豆に麦こうじ(大麦・はだか麦)を加えたものが麦みそとされています。
豆みそは、大豆こうじだけに食塩を混ぜたものです。このほか、名称欄には調合みそという表示もあります。
| 種類 | 名称欄の見方(主な原料) |
|---|---|
| 米みそ | 大豆+米こうじ+食塩 |
| 麦みそ | 大豆+麦こうじ(大麦・はだか麦)+食塩 |
| 豆みそ | 大豆こうじ+食塩 |
米みそ・麦みそ・豆みそ・合わせ味噌のより詳しい違いは、米味噌・麦味噌・豆味噌の違いでも紹介しています。そもそも麹(こうじ)とは何かという基本は、麹(こうじ)とは?種類とおいしさの仕組みで解説しています。
原材料表示でチェックしたいポイント(だし入りかどうか)
だし入り味噌かどうかは、原材料表示にかつおぶしや昆布などの風味原材料がどれだけ使われているかで見分けられます。
食品表示のルールでは、風味原材料の重さがうま味調味料など調味目的の添加物の重さを上回った場合に、名称欄へ「○○みそ(だし入り)」と表示できます。
「だし入り」と書かれていないからといって、風味原材料が一切入っていないとは限りません。表示だけでなく、原材料欄もあわせて確認すると安心です。
だしの素を使わずに味噌汁を仕立てる方法は、だしの素を使わない味噌汁でも紹介しています。
JASマークがついた味噌について
JASマークは、みその生産方法が国の規格を満たしていることを示す任意の目印です。
この規格では、みそに使うこうじ菌をアスペルギルス・オリゼーに限定し、こうじは「ばらこうじ」または「豆こうじ」でなければならないと定められています。
JASは任意の制度のため、マークが無い味噌が基準を満たしていない、という意味ではありません。
名称欄や原材料表示とあわせて、選ぶときの参考のひとつにしてください。
味噌汁に使う味噌の量の目安
味噌汁1杯分(だし150〜200ml程度)に使う味噌の量は、大さじ1/2〜1杯(8〜16g程度)が目安です。
メーカーの目安として、だし120ccに大さじ1/2(8g)、だし200mlに大さじ1杯弱(16g)という近い範囲の分量が示されています。
だしの効かせ方やお好みの塩加減によって、この範囲で調整してください。
保存方法と賞味期限の見方
開封した味噌は、表面が空気に触れないようおおって冷蔵庫で保管するのが基本です。
業界団体の資料では、もっとも保存に向いているのは冷凍庫だとされています。味噌は塩分が多いため凍らず、必要な分だけすぐにすくって使えます。
常温で保存しても腐ることはありませんが、気温が高くなる季節は色が濃く変わりやすく、香りや味わいが変化しやすいとされています。
賞味期限の目安は味噌の種類によって差があります。業界の目安では、こうじ歩合が高く塩分の少ない甘口の米みそは3〜6ヶ月程度です。
それ以外の米みそ・麦みそ・調合みそは3〜12ヶ月程度、熟成期間の長い豆みそは6〜12ヶ月程度とされています。
これはあくまで目安で、実際の賞味期限は商品ごとに製造者が設定しています。パッケージの表示を確認してください。
原材料表示から選ぶなら、麹調味料も
味噌と同じように、原材料表示を確かめながら選べる無添加の麹調味料も取り扱っています。仲宗根糀家の生塩こうじ・生醤油こうじも、よろしければご覧ください。
生塩こうじを見る生醤油こうじを見る沖縄で黄麹(きこうじ)を専門に作っている会社・仲宗根糀家です。味噌選びで大切な原材料表示や名称表示は、わたしたちが自社の商品表示をつくるときにも意識していることです。
よくある質問
Q. 味噌はどこで保存すればいいですか?
A. 開封後は空気に触れないよう表面をおおい、冷蔵庫で保管するのが基本です。もっとも保存に向いているのは冷凍庫で、味噌は塩分が多いため凍らず、必要な分だけすぐに使えます。
Q. だし入り味噌かどうかはどこを見ればいいですか?
A. 原材料表示を確認します。かつおぶしや昆布などの風味原材料の重さが、うま味調味料など調味目的の添加物の重さを上回る場合に「だし入り」と表示されます。
Q. 味噌汁1杯にはどれくらいの味噌を使えばいいですか?
A. だし150〜200ml程度に対して、大さじ1/2〜1杯(8〜16g程度)が目安です。だしの効かせ方やお好みの塩加減に合わせて調整してください。
Q. JASマークがついていない味噌は基準を満たしていないのですか?
A. いいえ。JASマークは任意の制度のため、マークが無い味噌が基準を満たしていない、という意味ではありません。名称欄や原材料表示とあわせて参考にしてください。
Q. 味噌の賞味期限はどのくらいですか?
A. 業界の目安では、こうじ歩合が高く塩分の少ない甘口の米みそで3〜6ヶ月、それ以外の米みそ・麦みそ・調合みそで3〜12ヶ月、豆みそで6〜12ヶ月程度とされています。最終的な期限は商品パッケージの表示をご確認ください。


