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ヒラヤーチーのレシピ|薄くパリッと焼くコツと醤油こうじだれ

ヒラヤーチーのレシピ|薄くパリッと焼くコツと醤油こうじだれ

※画像はイメージです

小麦粉を水で溶いた生地に、ニラとツナを混ぜて薄く焼くだけで、縁はパリッと、中はもちっとした沖縄の粉ものが仕上がります。使うのは粉と水、あとはお好みの具材だけ。フライパン1枚で10分ほどで作れます。おやつにもおつまみにも、台風で買い物に行けない日の食卓にも重宝する一品です。

ヒラヤーチーとは(沖縄の粉ものおやつ)

ヒラヤーチーとは、小麦粉を水で溶いた生地にニラやツナを混ぜて薄く焼く、沖縄の家庭でおなじみの粉ものです。

名前は沖縄の方言で「平たく焼いたもの」を意味すると言われています。

生地は水分が多めで、お好み焼きやチヂミよりもクレープに近い薄さに仕上がるのが特徴です。

生地の材料と水分量の目安

一般的な目安では、ヒラヤーチーの生地は薄力粉と水を同量程度で溶きます。粉100gに対して水100ml程度、カップ1杯ずつが分かりやすい割合です。

材料(直径20cmのフライパン1枚・2人分目安)

  • 薄力粉:100g
  • 水:100ml
  • ニラ:1/2束(50g程度)
  • ツナ缶:1缶(70g)
  • 卵:1個(お好みで)
  • 塩:少々
  • サラダ油:適量
  • [つけダレ] 生醤油こうじ:大さじ2
  • [つけダレ] 酢:小さじ1(お好みで)

水の代わりにだし汁を使うと風味が増します。だしの素に頼らなくても、昆布とかつおでとった出汁とニラ・ツナの風味だけで十分に美味しく仕上がります。だしの素を使わない出汁の取り方は、こちらの記事でも紹介しています。

沖縄の出汁文化については、合わせだし入門の記事で詳しく取り上げています。

卵を加えるかどうかは家庭によって分かれます。加えるとふんわり軽い食感に、加えないと生地本来のもちっとした食感になります。

項目 ヒラヤーチー お好み焼き チヂミ
生地の水分量 粉と水がほぼ同量 水分は少なめ 粉1に対し水は控えめ
主な粉 薄力粉 薄力粉・山芋など 薄力粉・片栗粉
仕上がりの食感 薄くクレープ状 ふんわり厚め もちもちと弾力あり

生地の混ぜ方と広げ方のコツ

生地は粉に水を少しずつ加えながら混ぜると、ダマにならずなめらかに仕上がります。

  1. ボウルに薄力粉100gを入れ、水100mlを少しずつ加えながらダマがなくなるまでよく混ぜる。
  2. ニラ1/2束を4〜5cm長さに切り、缶汁を軽く切ったツナ缶1缶と、お好みで卵1個を生地に加えて混ぜる。
  3. フライパンに油をひいて中火で熱し、生地を流し入れたら菜箸やフライ返しで手早く薄く広げる。

フライパンに流し入れたあと、広げるスピードがこのレシピでいちばんのポイントです。もたついている間に生地が固まり始めて厚みが出てしまうので、流し入れたらすぐ手早く薄く伸ばしましょう。

生醤油こうじ|仲宗根糀家

この記事で使っている生醤油こうじ

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焼き方の3つのポイント

ヒラヤーチーを上手に焼くコツは、中火をキープすること、蓋をして蒸し焼きにすること、表面が乾いてから返すことの3つです。

焼き方の3つのポイント

  • 中火をキープする:強火だと表面だけ焦げて中まで火が通りにくくなります。中火よりひとまわり弱いくらいでじっくり焼きましょう。
  • 蓋をして蒸し焼きにする:蓋をすることで中までしっかり火が通ります。目安は片面3分ほどです。
  • 表面が乾いてから返す:生地の表面がふつふつと乾き、縁がカリッと色づいてきたら返しどきのサインです。早く返すと崩れやすくなります。

裏面も3〜4分焼き、両面に焼き色がついたら食べやすく切り分けます。合計の目安は6〜10分ほどです。

冷蔵庫にいつもある、卵の20品

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つけダレは醤油こうじで

ヒラヤーチーのつけダレは、しょうゆと酢を合わせるのが沖縄の家庭で定番ですが、仲宗根糀家では生醤油こうじを合わせる食べ方をおすすめしています。

使うのは生醤油こうじ大さじ2に、酢を小さじ1ほど合わせるだけです。

生醤油こうじは、米糀と大豆・小麦、塩だけで仕込み、加熱処理をしていないので麹の酵素がそのまま残っています。しょうゆのうま味に自然な甘みとコクが重なり、ヒラヤーチーの香ばしさをやさしく包みます。

沖縄では泡盛づくりに使う黒麹・白麹が主流で、食卓のための黄麹(きこうじ)をつくる仲宗根糀家のような作り手は、まだ数少ない存在です。麹そのものについては、麹(こうじ)とは?の記事でも詳しく紹介しています。

ニラ以外のアレンジ

ニラの代わりに、もやしや島にんじん、キャベツの千切りを混ぜても美味しく仕上がります。

沖縄の家庭では、ゴーヤーやツナを合わせることもあります。生塩こうじを使ったゴーヤーの下ごしらえは、ゴーヤーチャンプルーの記事でも紹介しています。

冷蔵庫にある野菜を刻んで加えるだけなので、具材は決まった形にこだわらず、そのときの食材で気軽に作れます。

生醤油こうじ|仲宗根糀家

この記事で使っている生醤油こうじ

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台風時の常備食としての沖縄の食文化

ヒラヤーチーは、台風で買い物に行けない日にも作れる家庭料理として、沖縄で長く親しまれてきました。

沖縄は台風が多く、買い物に出られない日が少なくありません。小麦粉と水さえあれば作れるヒラヤーチーは、そうした日の台所を助けてきた家庭料理だと言われています。

沖縄には、ヒラヤーチーのような粉ものだけでなく、豆腐ようや泡盛など、独自に育まれてきた発酵食品もあります。仲宗根糀家がつくる麹調味料も、その流れに連なるものです。詳しくは沖縄の発酵食品の記事で紹介しています。

沖縄で黄麹(きこうじ)を専門に作っている会社・仲宗根糀家です。生醤油こうじの仕込みで日々麹と向き合う立場から、いつもの沖縄の家庭料理に麹を合わせる楽しみ方をお伝えしています。

この記事で使う糀

生醤油こうじ 仲宗根糀家

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あわせて読みたい 沖縄の粉ものや行事食もあわせてどうぞ。沖縄における麹の歴史と食文化アーサ汁の作り方ふちゃぎの作り方もご覧ください。

この記事で使った糀

つけダレの生醤油こうじと、毎日の食卓に使いやすい生塩こうじです。

生醤油こうじを見る生塩こうじを見る

よくある質問

Q. ヒラヤーチーとお好み焼きは何が違いますか?

A. 生地の水分量が違います。ヒラヤーチーは粉と水がほぼ同量でクレープのように薄く仕上がるのに対し、お好み焼きは水分が少なく、生地がふんわり厚めに焼き上がります。

Q. 生地がゆるすぎたり、逆に硬すぎたりしたときはどうすればいいですか?

A. ゆるいときは薄力粉を、硬いときは水を、それぞれ少しずつ足して、とろりと流れる程度の濃度に調整してください。

Q. 卵は入れたほうがいいですか?

A. 入れなくても作れます。卵を加えるとふんわり軽い食感に、加えない場合はもちっとした沖縄らしい食感になります。お好みで選んでください。

Q. ニラの代わりに他の野菜を使えますか?

A. もやしやキャベツの千切り、島にんじんなどでも美味しく作れます。冷蔵庫にある野菜を刻んで加えるだけで、具材のバリエーションが広がります。

Q. つけダレは何が合いますか?

A. 沖縄の家庭ではしょうゆと酢を合わせるのが定番ですが、生醤油こうじを大さじ2ほど酢と合わせると、うま味と自然な甘みが加わりまろやかに仕上がります。

Q. どうして台風の日に作られてきたのですか?

A. 沖縄は台風で買い物に出られない日が少なくありません。小麦粉と水さえあれば作れる手軽さから、そうした日の食卓を支えてきた家庭料理だと言われています。

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